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水戸市が新たな洪水ハザードマップ公表 昨年の台風被害踏まえ

新たな洪水ハザードマップ

新たな洪水ハザードマップ

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 水戸市は想定される最大規模の大雨を前提とした洪水浸水区域とそれを反映した新たな洪水ハザードマップを7月27日、公表した。

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 洪水ハザードマップでは、2018(平成29)年7月の作成時から浸水想定区域の変更はないが、昨年発生した台風19号による市内の影響なども踏まえ、情報入手方法に関する掲載の充実、市民の皆様がとるべき行動を記載する欄(マイ・タイムライン)の充実、昨年の台風19号において浸水した区域の掲載、防災行政無線の位置の掲載 などを更新し、改訂した。

 新たな洪水浸水区域の策定は、2016(平成28)年5月の水防法一部改正で、これまでの計画規模降雨(100年に一度程度の発生確率)による洪水浸水想定区域に加えて、想定最大規模降雨(1000年に一度程度の発生確率)による洪水浸水区域図が指定されたため。水戸市では昨年の台風19号の影響で、市内の13町で浸水があった。

 洪水ハザードマップは、水戸市内を北と南の2地区に分け、那珂川、藤井川、桜川、涸沼川の4本の川が大雨によって増水し,堤防が決壊した場合の浸水想定区域と浸水の深さを表している。

 洪水ハザードマップは北地区と南地区の2種類があり、令和2年8月1日号「広報みと」とあわせ、浸水想定区域内を含む町内会に配布した。水戸市のホームページにも、「洪水ハザートマップ北地区版」「洪水ハザートマップ南地区版」2種類のほか、情報入手方法や日頃からの備えをまとめた「洪水ハザートマップ情報面」も掲載している。

 同市ホームページでは「市民の皆さまに、日頃から、同ハザードマップで事前の備えにご協力いただき、自助、近助、共助、公助の連携により逃げ遅れゼロを目指す」とコメント。

 ハザードマップは、市民センター、防災・危機管理課などで配布する。

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