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水戸の中学生がオンライン・フラコンペで優勝 11月の大会目指す

齊藤さんが応募したフラコンペ応募動画の一部

齊藤さんが応募したフラコンペ応募動画の一部

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 水戸市の中学2年生・齊藤美優さんが7月15日、オンライン開催されたフラダンスコンペティション「#うちで踊ろう フラコンペ」10代部門で優勝を果たした。

齊藤さんのフラコンペ応募動画の一部

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 齊藤さんは、2019年から水戸市・小美玉市・笠間市・茨城町でレッスンを行うフラダンス教室「Na lei mai kahikina(ナレイマイカヒキナ)」に所属。幼少期に母の勧めでフラダンスを習い始め、9年目。

 今大会は、4月に開催が予定されていた「第9回上野フラフェスティバル2020」の延期を受け、オンライン企画として開催されたもの。団体では、ケイキ(子ども)、40歳以上、60歳以上の3部門、ソロでは、1~9歳(ソロ)、10代~80代まで年代ごとの9部門で動画による審査が行われた。全7項目で採点され、齊藤さんは140点満点中139点の成績で10代部門の優勝に輝いた。

 新型コロナウイルスの影響により、齊藤さんや同教室にとっても初のコンペティション参加となる予定だった「第9回上野フラフェスティバル2020」。オンライン企画を知った杉野由紀講師が、教室の生徒に呼び掛けると齊藤さんの手が上がったという。

 「レッスンもオンラインになってしまっていたし、コンペに参加したことはなかったが、ソロで大会に出るというのは憧れで、一つの夢だったので、まずは挑戦してみようと思った」と振り返る齊藤さん。録画した動画の添削や、テレビ電話アプリなどを使い練習を重ね、動画を収録した。齊藤さんは、衣装で使うレイ製作や、野外の芝生の上で、はだしで踊るのも初めてだったという。

 使用した楽曲「ハノハノハイク」は、杉野講師が選曲した。「フラの曲は愛を表すものが多いが、齊藤さんのイメージを考えて、かわいらしくハワイの土地の美しさを表す曲が良いと決めた」と話す。審査結果はメールでの通知だったという。「部門ごとに順位と名前が書かれていて、最初は見落としてしまったが、もう一度メールを見返すと『優勝』の横に齊藤さんの名前があった」と話す。同教室からは、40歳以上の団体でも受講生グループが準優勝を果たした。

 斎藤さんは「最初に杉野先生から電話があった時、信じられなくて固まってしまった。じわじわと実感が湧いてきて、驚きとうれしさでいっぱいになった」と笑顔を見せる。

 杉野講師によると、講評では、表現力が高く評価されたという。「まるでハワイにいるように感じた」というコメントのほか、ステップや表情、指先の動きまで評価するコメントがあったという。

 延期となっていた本大会は、11月に開催が決まった。齊藤さんは「今回、オンラインで挑戦したので、次はお客さんのいる会場でも挑戦したい」と意気込む。

 「第9回上野フラフェスティバル2020」は11月14日、東京都内で開催予定。

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