茨城県ホテル協議会(水戸市三の丸1 TEL 029-226-3111)は10月9日から、加盟7ホテルのレストランで「茨城の食彩フェア~7つのホテルが贈るローズポークの魅力」を行う。
期間中、「地産地消」をテーマに「ローズポーク」を共通の食材として使い、各ホテルの料理長やレストランのシェフが考案したオリジナルの豚肉料理を提供する。7つのホテルと料理を紹介したPR用のリーフレットを準備するほか、料理を提供する際に使用するランチョンマットを共通のものに統一する。ローズポークをイメージした農家の老夫婦と子豚のほのぼのとした手描きのイラストは、大洗パークホテル支配人の古橋一夫さんが自ら手掛けた。
「まだまだ観光のアプローチが弱い茨城のイメージを『食』をテーマに7つのホテルがつながることで盛り上げ、他県にアピールしていきたい」と同協議会会長の野中眞人さん。キャンペーンに協賛するキリンビール茨城支社長の鈴木圭三さんも「県内のホテルがこのようなかたちで協力することは非常に珍しいこと。全力で応援させていただきたい」と期待を寄せる。東京や千葉の一部の私鉄駅にポスターを掲示したり、協賛するJA全農のネットワークを生かして首都圏や全国にもPRする。
フェアの開催に先立ち行われた記者発表では、水戸市内の3ホテルのローズポーク料理が披露された。「ローズポークの厚切りグリエ・大子産リンゴのヴィガラードソース」(2,980円)を考案した水戸プラザホテル・レストランローズ料理長の田附宣泰さんは「今年は残暑がほとんどなかったため質のいいローズポークが安定供給されている。メーン食材以外にも県産の野菜をふんだんに使っているので、『茨城の一皿』を楽しんでいただきたい」と話す。
参加ホテルは、水戸プラザホテル、水戸京成ホテル、三の丸ホテル(以上水戸市)、大洗パークホテル(大洗町)、ホテル日航日立(日立市)、オークラフロンティアつくば(つくば市)、鹿島セントラルホテル(鹿島市)。11月15日まで。