自転車で街を巡ってポイントを獲得する期間限定のエリア探索イベント「ライドアラウンド in大洗」が2月27日、始まる。
「ライドアラウンド」は、ルーツ・スポーツ・ジャパンが展開する自転車やサイクリングを活用した観光振興事業。茨城県では、昨年末に行ったライドアラウンド in 土浦に続き、2カ所目の開催となる。
「ライドアラウンド」は、スマートフォンを利用した位置情報アクティビティで、アプリ上に設定されたスポットを訪れたり、グルメを楽しんだりすることで得られるポイント数を競う。
スポットは、水戸百景の一つ「巖船の夕照(いわふねのせきしょう)」や大洗磯前神社、マリンタワーなど幅広いジャンルの約100カ所で、スポットを自転車で巡るとポイントが付与される。
ポイント付与は自転車の利用が必須で、連携するひたちなか市では、那珂湊駅でレンタサイクルなども借りることができる。
参加無料。スマートフォンアプリ「Map Life」をダウンロードして、スマートフォンのGPS機能を使って参加する。獲得したポイントは「しらすせんべい+アライッペ付箋(ふせん)」、「はまぐり」といった大洗の特産品などの特典と交換できるほか、多くのポイントを獲得した上位入賞者には、獲得ポイント賞の授与を行う。イベント参加中に投稿した写真でフォト賞に参加できるなどの特典も用意する。
2月9日は、インフルエンサーを招き試走が行われ、ユーチューバーのヒミカさん、おおやようこさん、ちょもかさん、大洗町の商店会のサイクリスト、水戸市役所自転車部メンバーらが参加し、サイクリングを楽しんだ。
試走を終え、ヒミカさんは「大洗はのどかで海もきれいだった。食べ物もおいしくて楽しめた」と話す。「一番印象に残ったのは神磯の鳥居。大洗の海沿いのルートでは、気持ちが開放されて良かった」と笑顔を見せる。
ちょもかさんは「大洗駅隣のうみまちテラスにはレンタサイクルがあり、すぐに自転車をレンタルできる環境があったので初心者でも楽しめた。Eバイクもあり、自転車を持っていなくても旅先をめぐるにもちょうど良い」と話す。
おおやさんは「自転車だから見つけられる良さ、ミッション型という形でこれまで食べたことのないあんこう汁を食べるというきっかけもあった」と話し「スポットも、いい意味での見どころも多いので、期間中に何度も足を運ぶ楽しみもある」とも。
水戸市役所自転車部の文倉慎太郎さんは「隣接するひたちなか市の那珂湊や茨城町の涸沼にもアクセスしやすい。サイクリストはもちろん、ファミリーでも楽しめるのでは」と話す。
3月28日まで。