大洗町在住の風間智さんが現在、大洗で初となるクラフトビール醸造所「Beach culture brewing(ビーチカルチャーブルーイング)」の開設を目指し、準備を進めている。
風間さんは潮来市出身。2014年ごろから「生涯続けることができる仕事をしたい」と模索するなかで、クラフトビールに出合い、徐々にクラフトビールの奥深さにのめり込んだという。鹿嶋市で醸造技術を学んだ後、妻の実家のあった大洗に移住。2年間、大型トラック運転手としてブルワリー開業のための資金をためた。昨年から準備を進め、大洗シーサイドステーション1階で今年初夏の営業開始を目指す。
ブルワリーの店舗面積は約30坪。300リットルタンク4基を置く醸造所をメインに、15席の飲食スペースを設置。月に約1000リットルの製造を予定する。
大洗の地元特産品を中心に、定番3種と限定メニューの展開を予定する。現在、試作として、大洗産の干しいもとレモンを合わせた「干し芋ホワイトエール」の製造準備を進めているという。
「大洗ではリゾート構想などの動きがある。大洗初のクラフトビールとして名前を知ってもらい、将来的には、大洗の温泉水を使ったビールなども手掛け、大洗の地域PRとなるようなビールを造れたら」と意気込む。