糸作りから編み上げるまで一貫して手作りにこだわる五味田充子さんの「手紡ぎニットと小物展」が現在、ノブズギャラリー(笠間市手越、TEL0296-71-1035)で開かれている。
五味田さんのニットは羊毛の原毛選びから糸を紡ぎ、柔らかさ、太さなど用途に応じた糸を自在に編み上げるのが特徴。糸そのものの色を使ったり、染織したりして独自の色合いを出したものなど、既製品にはない風合いが魅力。
作品はセーターやベスト、カーデガン、帽子、マフラーなど約50点。手間の掛かる手仕事のため、作品展は年2回ほどしか開けないが、新作を楽しみにする愛好者も多い。
五味田さんは「作品をイメージして糸作を紡ぐ。工程のほとんどは糸作りに費やすが、編む時間は楽しみ」と話す。
開館時間は11時~18時。11月30日まで。