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ひたちなか「お土産品開発・磨き上げプロジェクト」 デザイン思考取り入れ

「お土産品開発・磨き上げプロジェクト」に取り組む市内事業者とデザイナーら(撮影時のみマスクを外しています)

「お土産品開発・磨き上げプロジェクト」に取り組む市内事業者とデザイナーら(撮影時のみマスクを外しています)

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 茨城県ひたちなか市と同市観光協会が現在、市内事業者と茨城県内のデザイナーをマッチングし、地域の魅力が伝わる土産品の開発・磨き上げを行う「お土産品開発・磨き上げプロジェクト」に取り組んでいる。

デザイナーに思いを語る事業者

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 9月30日、ホテルクリスタルパレス(ひたちなか市)でプロジェクトの概要説明や、事業者とデザイナーの顔合わせ等を行うオリエンテーションが開かれた。市内の食品加工製造業者や農家などの市内事業者と茨城県内のデザイナーをマッチングし、デザイン思考を取り入れながら、新商品や既存商品のパッケージを制作していく。

 ひたちなか市経済環境部観光振興課によると、あらゆるモノがあふれる中、消費者に気づき・選んでもらうために、豊かな海と畑の恵み、地域独自の食文化か ら生まれた商品を、生産者の思いやこだわりを凝縮したパッケージで装うという。

 参加したのは定員を超える応募の中から選定された市内の9事業者とデザイナー6団体。プロジェクトでは、並走しながら進める商品の製作過程を公開することで、最終的なアウトプットに至るまでのこだわりや苦労を伝え、商品の発売前に認知度を高め、応援してくれるファンの獲得を目指す。

 洋菓子店を経営する「グレートリーフ」の椎葉みどりさんは「アセビデザイン」の竹越萠野さんとタッグを組み、人気商品の焼き菓子「芋レーヌ」のパッケージ開発に乗り出す。

 椎葉さんは「この味になるまでに何度も商品の改良を重ねている。今後、ほかの干しいも菓子のパッケージなども含めてきちんとブランディングもしたい」と話し、竹越さんは「グレートリーフさんは家族経営でアルバイト従業員などとの仲の良さも自慢と聞いた。地元のものを使って差別化を図りたいなどのイメージもある。これから伴走して形にしていけたら」と話す。

 同プロジェクトでは今後、月1回ほどの頻度で情報共有などを図っていくという。

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