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水戸のねもといさむさん、明利酒類がグッドデザイン賞受賞 茨城県からは4件

グッドデザイン賞を受賞した「asobiwings/ぽっぷる」

グッドデザイン賞を受賞した「asobiwings/ぽっぷる」

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 水戸の「プレイワーク」代表のねもといさむさんが手掛けるおもちゃ「asobiwings/ぽっぷる」と明利酒類「チームMEIRI『MEIRIの消毒』プロジェクト」が10月20日、2020年度のグッドデザイン賞を受けた。

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 「asobiwings/ぽっぷる」は、木製円筒の任意の穴に布を差し込み、動物や人の顔を作って遊ぶおもちゃ。一枚の布が、いろいろな顔に変わるおもしろさを始め、ふろしき、あやとり、折り紙などに通じる多様な変化が特徴。幅広い年齢を対象としており、赤ちゃんは、木の穴から布を引き出すだけで楽しめるほか、高齢者は、指を使って脳に刺激を与えることができるという。

 主体的・創造的に遊ぶことができ、付属の布に替え、ハンカチや端切れで、ブリコラージュ的に自由な応用もできる。「シンプルで壊れにくいデザインに、永く愛着を持って遊んでほしい」と願いを込めたもの。

 「チームMEIRI『MEIRIの消毒』プロジェクト」は、コロナ禍での消毒液不足に対し、除菌にも使える高濃度アルコール商品を他社に先駆け製造・販売する過程で自社の社会的使命を再確認し、酒造会社から総合アルコールカンパニーへの転換を決意したことから始まったプロジェクト。 設備投資や免許取得を経て、指定医薬部外品「MEIRIの消毒」を開発。社会インフラとなった消毒液の高品質・低価格化を実現した。

 そのほかの茨城県の受賞は次の通り。筑波大学図書館情報メディア系・メディア創造分野准教授:の落合陽一さんがプロデュースした、話し手の音声を音声認識によって文字に変換し、聞き手との間にある透明ディスプレーにリアルタイムでテキスト表示するシステム「コミュニケーションサポートソリューション『シースルーキャプションズ』」。

 エフ・ディー・シー(東京都千代田区)の工務店・住宅ビルダー営業効率、顧客コミュニケーションを改善するクラウドサービス「つながる家づくり-plantable-」。

 今年のグッドデザイン賞は、前年より1000件以上多い、過去最多の5835件が審査対象となった。国内外のデザイナーや建築家、専門家など88人の審査委員による一次・二次審査を経て、過去最多の1608件がグッドデザイン賞を受けている。

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