犬や猫の保護ボランティア活動を行っている「LIFEの会」が現在、大洗シーサイドステーション(大洗町港中央)で定期的に「犬猫里親会」を開いている。
LIFEの会は、犬や猫の保護ボランティアを行っている個人が集まって活動している会。インターネットで保護犬や保護猫の情報提供を始めたが、直接顔を合わせることができる「譲渡会」を開きたいという思いから会場となる場所を探し、2016(平成28)年ごろから犬猫里親会を開き始めた。
現在では、大洗町の大洗シーサイドステーション、茨城町のイオンタウン水戸南の2カ所をメインに活動を続けている。大洗での里親会は今年の7月から始まったばかりだが、すでに10回ほど開催。10名ほどの保護ボランティアが、孤独死や飼育放棄などさまざまな事情で保護した犬や猫を会場に連れてきて、里親希望者の質問に答え、譲渡条件の確認をしている。「里親募集サイトを見て、実際に会いたくて電話した」と東京都杉並区から訪ねてきた人もいるという。
同会代表の荻沼美智子さんは「インターネットの写真だけでは伝わりにくいので、実際に見て触れ合える機会ができたらと譲渡会を始めた。譲渡会場として貸してもらえる場所を探しても、断られることが多く苦労した。会場ではお客さんが足を止めて見てくれる。保護犬や保護猫の存在を知ってもらうことができるし、飼い方指導や医療についての啓発もできる。犬や猫の飼い方を勉強してから来てほしい」と話す。
今後の犬猫里親会は、12月第1・第3土曜=イオンタウン水戸南(茨城町)、第2・第4土曜=大洗シーサイドステーション(大洗町)で開催予定。