見る・遊ぶ 暮らす・働く 学ぶ・知る

茨城県地域鉄道4社のベテラン&若手運転士がシミュレーター対決 動画好評

本物の鉄道運転士が運転シミュレーターで対決してみた!(後編)サムネイル

本物の鉄道運転士が運転シミュレーターで対決してみた!(後編)サムネイル

  • 0

  •  

 茨城県の鉄道会社4社(鹿島臨海鉄道、関東鉄道、ひたちなか海浜鉄道、真岡鐵道)のベテラン&若手運転士によるトレインシミュレーター対決動画を現在、真岡鐵道の公式ユーチューブチャンネルで公開している。

本物の鉄道運転士が運転シミュレーターで対決してみた!(前編)サムネイル

[広告]

 動画は、4社と茨城県が連携し、昨年11月から取り組んでいる「鉄道利用促進おもしろ企画」の一環。

 動画では、「ザ・ヒロサワ・シティ(筑西市)」にある、本物の鉄道車両を改造した運転シミュレーターを使った。前編は、気動車の運転免許を取得したばかりの若手運転士らがトレインシミュレーターを体験。

 後編では、各社のベテラン運転士4人と若手運転士4人が、手元の時計と速度計を隠し、鹿島員会鉄道の水戸駅~大洗駅間を運転。途中の制限速度を超過せずに、定刻どおりに到着できるかをポイント形式で対決した。

 真岡鐵道総務課の竹前直さんは「同じ鉄道会社ではあるが、それぞれ内規や伝統が異なる。今回の動画撮影を通じて、喚呼(かんこ)や警笛のタイミングなどが違うことがはっきりと分かった」と話す。「鹿島臨海鉄道とは同じ第三セクター鉄道ではあるが、路線の規格や成り立ちが異なるため、まったくといっていいほど路線の特徴が異なっていた。もし実車で運転したとしても、慣れるのは容易ではないと感じた」とも。

 4月26日に公開された動画2本は、5月17日16時40分時点で、前編=5万811回再生、後編=15万4376 回再生で、SNSなどでも好評という。動画のコメント欄には、「めっちゃ面白い企画だと思う!このような企画をしてもらうと安全性とかの面から乗りたいって気持ちも高まる」「すごく良い企画だと思います。お互いの足を引っ張り合うだけの世知辛いご時世手を取り合ってこの困難を乗り越えて下さい。」「これは、定期的にやって欲しい企画。次回予告を求む!」(以上、原文ママ)などのコメントが寄せられている。

 企画は本年度も継続する予定。竹前さんは「せっかく作ることのできたこのつながりを維持し、発展させていきたいというのは4社同じ気持ちだと思う。引き続き注視いただければ」と呼びかける。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース