水戸の新春恒例「三の丸寄席」が1月9日、茨城県立図書館(水戸市三の丸1)で開かれた。茨城大学落語研究会の学生落語家5人と1組の漫才が高座を務め、市民に初笑いのひとときを提供した。
新春を彩る寄席は水戸ならではの好文亭山紫梅、好文亭粋梅、霞家狐舞や○○亭××、茨城大学の歴代会長が受け継ぐ名跡の好文亭飛玉泉らが持ち時間わずか10分の落語に挑戦。この日のために結成された漫才コンビも登場し、時事ネタなどを絡めた新旧落語を披露した。裏方も含めた出演者全員による大喜利では会場も一体となった寄席風景を見せていた。
同寄席は県立図書館を定席として毎月開催され、無料で落語を味わえることから常連客を抱える人気の催し。毎回趣向を凝らした番組が組まれ、水戸の「定席小屋」となっている。
次回は2月14日15時30分から、バレンタインデーに合わせた「縁結び寄席」を開催。カップルでの来場を呼び掛けている。無料。