「第6回全国こども絵画コンクールinかさま」の展示が7月16日から、笠間日動美術館（笠間市笠間）で始まった。

千葉県から会場を訪れた家族

　同コンクールは2015（平成27）年、同美術館の職員と展示やPRを手伝うボランティア「パレット」の有志が実行委員会を組織して始まった。3回目まではビエンナーレとして2年に一度の開催だったが、4回目からは笠間市の協力を得て毎年開催することとなり、「参加地域も全国規模へと広がってきている」と同館担当者。

　本年度は全国103の小・中学校の参加で、668点の作品が集まり217点が入選。うち41点が「茨城県知事賞」をはじめとする各賞に輝いた。また、本年度から優秀な成績をおさめた学校に対し、新たな賞が設けられた。「笠間市立笠間中学校（茨城）」、「茂木町立茂木中学校（栃木）」、「私立大妻中野中学校（東京）」が「優秀学校賞」を受賞した。

　7月23日に予定していた表彰式は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえ中止となったが「子どもたちのすばらしい作品を是非見ていただきたい」と同館担当者。

　会場には「コンクールに生徒が参加した」という学校の先生や「作品が入選したので見にきた」という千葉からの家族連れなどが訪れていた。

　入選した217作品は、同美術館の企画展示館2階で9月25日まで展示する。開館時間は9時30分～17時。月曜休館。観覧には美術館入館料が必要。