大洗町と大洗観光協会が12月22日、プロバスケチームを運営する「茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメント」とフレンドリータウン協定を締結した。
同町と茨城ロボッツの連携は2020年にスタート。これまでに「茨城ロボッツ」ホームゲームでの大洗デー開催や、アクアワールド・大洗での選手の一日館長イベントなどを展開している。
今回の協定では、大洗観光協会を含めた3者で締結。大洗町まちづくり推進課政策調整係担当者は「より一層大洗町らしく、観光をテーマとした連携を強化し、共創による観光地づくりを推進していく」と話す。
主な取り組みとして、教育・健康増進の分野では、子どもたちへのバスケ・チアダンスの指導をはじめ、地域部活動移行に伴う地域人材の育成、運動やキャリア教育などの出前授業、健康・栄養などのジャンルでの公民館講座、各種スポーツイベントでの交流。
観光・地域振興・誘客促進の分野で、相互の情報発信や、イベント参画、茨城ロボッツのキャラクター「ロボスケ」とのコラボグッズ製作なども予定する。
國井豊大洗町長は「今回の協定により新たな価値が創造される。大洗町は年間400万人が訪れる県内一の観光地だが、まだまだ磨き切れていない面がある。茨城ロボッツに関わってもらうことでさらなる進化を期待している」と話し、「スポーツによるまちづくりの観点からも、バスケットボールを通し大洗町の子どもたちが夢を描くような新たな展開を見出したい。『幸せ無限大・不幸ゼロのまち大洗』を目指したい」と期待を寄せる。
同社の西村大介社長は「Bリーグの試合は土日に開催されることが多く、アウェーのお客さまは観光も楽しみにいらっしゃる。魅力的な観光地である大洗町や大洗観光協会とのこの協定はありがたく、さまざまな連携にチャレンジしたい」と意気込む。「大洗町はミニバスが盛ん。大洗町から未来のBリーガーが生まれるよう協力していきたい」とも。
大洗観光協会の大里明会長は「(協定締結は)うれしい。Bリーグのオフシーズンである夏は大洗町の観光シーズンであるため、選手の皆さんに町のイベントに参加いただき、地域の盛り上げや町民との深い交流機会の創出につなげたい。教育や観光、地域の活性化を含めて、今後も三者でより一層の盛り上がりを作っていければ」と意気込みを見せる。