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ひたちなかで茨城高専生運営イベント 企業PR動画コンテストや体験教室も

(左から)参加を呼びかける原嘉昭副校長、水戸部研究協力・地域連携係長、周助教、金澤広報室長

(左から)参加を呼びかける原嘉昭副校長、水戸部研究協力・地域連携係長、周助教、金澤広報室長

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 茨城工業高等専門学校(ひたちなか市中根、以下「茨城高専」)の学生が運営するイベント「KOSEN GALLERY2023」が2月24日・25日の2日間、「ニューポートひたちなか ファッションクルーズ」(ひたちなか市新光町)1階のメインホールで開かれる。

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 同イベントは、来年60周年を迎える記念事業の一環。当日は茨城高専生が制作した「企業PR動画」8作品や、同校の教員と学生による放課後子ども教室でプログラミング教室を受講した大洗町内の児童制作の「ゲームプログラミング」の展示、「ドローン操縦シミュレーションゲーム」、同校教員が開発したプログラミング環境を使った「プログラミング教室」など、来場者参加型のブースを用意する。

 会場では「企業PR動画」と「ゲームプログラミング」のコンテストも同時開催。来場者によりオーディエンス投票も受け付ける。25日には、動画制作を行った同校生と、ゲーム制作を行った小学生9人によるプレゼンや発表を行うほか、審査と表彰も行う。

 原嘉昭副校長によると、「企業PR動画」は、2022年度から始まった地元企業の課題解決方法の検討・提案を行う特別実験「MIPPEプログラム」の中で制作したもの。「これまで茨城高専は地域との関わりが少なかった。高専生の技術や取り組みを知ってもらうきっかけや、地域とのつながりや相互理解のきっかけとなればと立ち上げた」と振り返る。

 昨年は、ひたちなか商工会議所協力の下、市内5社の課題解決や紹介動画の制作に取り組んだ。制作では、部署の説明といった学生目線で気になる点を入れるほか、効果音や演出に流行を生かす、「子ども向けにする」などそれぞれ工夫が凝らされているという。神野河彩子副地域共同テクノセンター長は「プロジェクトを通して、地域や企業についての学びとなった。学生の責任感も増した」と話す。

 ドローン操縦シミュレーションゲームは、同校生が3D技術を使い実際のドローンの動きを模したシミュレーターを制作したもの。「ドローンサッカー」の公式機体を再現し、最速ゲームを競う。岡本修副校長は「昨年のイベントでも特に子どもに人気だった。リアリティーがあり、ドローン操縦の感覚が体験できる」と太鼓判を押す。

 プログラミング体験教室では同校の周而晶助教が開発したプログラミング環境「Islay Touch(アイラタッチ)」を使ったオリジナルゲーム作りを体験する。

 開催時間は、展示・ドローン操縦シミュレーション=24日・25日の10時~20時、プログラミング体験教室=25日16~20時。

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