暮らす・働く 学ぶ・知る

茨城県内中高生によるプレゼン大会 県立石下紫峰高がグランプリ

(左から)森作宜民教育長と笑顔を見せる「For a good community」(県立石下紫峰高)のメンバー

(左から)森作宜民教育長と笑顔を見せる「For a good community」(県立石下紫峰高)のメンバー

  • 19

  •  

 茨城県内の中高校生によるビジネスプランのプレゼンテーション大会「IBARAKIドリーム・パスAWARD」が2月18日に開かれ、県立石下紫峰高(常総市)のチーム「For a good community」が最優秀の総合グランプリに輝いた。

「IBARAKIドリーム・パスAWARD」最終プレゼンテーション参加者

[広告]

 主催は茨城県教育委員会。「IBARAKIドリーム・パス事業」は2019年7月、茨城県内の中高生を対象に始まったもので、地域の課題発見・解決に向けた企画立案や実践を通し、夢の実現に向けて積極的に挑戦するアントレプレナーシップ(起業家精神)を持った人材を育成しようと進めている。

 応募のあった273チームから選出された16チームが、最終のプレゼンテーション大会に臨んだ。

 総合グランプリは「International Language for 幼稚園児」。県立石下紫峰高のハビエル ・アビユさん、ポンポン・ニコルさん、パリソ・イサベルさん、シマブクロ・カリネさん、ディアス・ナタリさんの5人が、日本語を得意としない子どもが早く幼稚園になじめるよう、園児や先生のコミュニケーションを支援する活動を行った。

 茨城県教育委員会の森作宜民教育長は「年々プレゼンテーションのレベルが上がっており、今年も素晴らしい発表を聞かせていただいた。将来が不透明な社会のなかで、夢や希望を持って豊かに生きていってほしい」とエールを送った。

 受賞を受け、ポンポン・ニコルさんは「単語を決めたり、多くの言語の翻訳を行ったりするのは大変だったが、自分たちのチーム名を呼ばれたときは感動した。これまで助けてくれたコーチや学校の先生、協力してくれた保育園に感謝したい」と喜びを見せた。

 そのほかの受賞は以下の通り。金賞=「霞ヶ浦で泳ぎたい!~水中探査で豊かな未来を~」(つくば工科高校2年)、「バナナバイオエタノール~環境保全と経済活性化の両立を目指して~」(竹園高校2年)、銀賞=「『~THE SAW~畑の道を切り開け!』農業をロボットでサポートしたい!除草ロボットの研究」(つくば工科高校3年)、「いらないなんて言わせない~コーヒーかすの可能性~」(勝田高校2年・勝田中等教育学校2年、1年)、銅賞=「看護師に救いの手を~あなたのとなりにバイタルサイン~」(つくば工科高校3年)、「移動可能な緑地を作る」(緑岡高校2年)審査員特別賞=「北浦の在来種を増やすには~水路にRiverBoxを設置して在来種を増やそう~」(鉾田第一高校付属中学2年)。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース