「夜・梅・祭(よるうめまつり)2023第二夜~偕楽園~」が3月4日、水戸の「偕楽園」(水戸市常磐町)で開かれた。
「夜・梅・祭」は水戸の梅まつりの一環で、第一夜「水戸城」に続き、第二夜「偕楽園」も夜の観梅を楽しむ企画。約100品種3000本の梅が植えられている偕楽園の梅林や竹林をライトアップするほか、見頃を迎えた夜の梅を楽しむさまざまなイベントが行われた。
メイン会場の見晴広場では、梅や亀、亀甲などを表現した約6000本のキャンドルが足元を照らした。ステージでは「益子里菜」さんによるピアノの弾き語り、「コツメ」さんによるアコーディオン演奏、「和奏-wakana-」さんによる篠笛の演奏や和太鼓によるパフォーマンスが行われた。
日没後、箏(こと)や三味線の曲に合わせて約40台のライトが夜空に光を放つ「ムービングライトショー」が始まると、観光客は空を見上げて楽しんだ。水戸市在住の40代女性は「梅がこんなにきれいに咲いたタイミングで来たのは初めて。ライトアップされた梅林とブルーの光線が幻想的だった」と笑顔を見せた。
フィナーレは「おもてなし花火」。キャンドルの柔らかな光と夜空を彩るムービングライトと、約1100発の花火がコラボレーション。光と花火の共演が、夜の観梅に訪れた多くの観光客を魅了した。