茨城町の涸沼自然公園(茨城町中石崎)で6月17日から、「第13回ひぬまあじさいまつり」が開催されている。
同園では約30種類1万株のアジサイが、間もなく見頃を迎える。6月20日現在、公園事務所入り口の「アナベル」や、「あじさいの谷」から続く小道の「柏葉アジサイ」が満開。園内では犬を連れて歩いたり、地図を片手に散策したりする観光客らの姿が見られる。
今年は新企画で七夕短冊を用意。願い事を書いて飾ることができる。昨年始めた風鈴小路(こみち)は、涼しげな音色で来園者を迎える。見どころは斜面に植えられた見渡す限りのアジサイが楽しめる「あじさいの谷」。
東京ドーム約7つ分の広さがある園内には、3つのアジサイコースのほか、池のある「せせらぎ広場」、木を切り見晴らしの良くなった「太陽の広場」、4月にリニューアルした「わいわい広場」がある。週末になると、わいわい広場の複合遊具で遊ぶ家族連れが1日で2,000人を超える日もあるという。
7月2日10時~16時には、イベント広場で「ふれあいマーケット」を開催。町商工観光課の本多史代さんは「今年は昨年より規模を拡大し、町の特産品シジミの販売をはじめ、フードブース、クラフトショップなど約40店が出店。水戸市のマスコットキャラクター『みとちゃん』も応援に来る。子どもたちが遊べる広場も新しくできたので、ぜひ皆さんに来てほしい」と呼びかける。
当日は、町の大工が指導する「木工体験」や「あじさいパステルアート体験」「あじさい色のオリジナルジェルキャンドル」などのワークショップを用意するほか、観光ボランティアガイドが園内を案内する「あじさい花ガイド」を予定する。
7月31日まで「フォトコンテスト」を開催し、期間中に撮影したアジサイの写真を募集している。応募作品の中から10作品を入賞作品とし、1万円の商品券をはじめ、町特産品の常陸牛やハーブティーなどを贈る。応募要項は同町ホームページで確認できる。
開催時間は9時~17時。入場無料。園内にペットの同伴も可。7月17日まで。