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茨城町で「田んぼの学校」 おむすびレンジャーが収穫に向け稲の成長を報告

成長の様子を報告する参加者

成長の様子を報告する参加者

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 米作りを通して食育を行う「『田んぼの学校』 2023年度 おむすびレンジャー茨城町会場」が7月22日、ポケットファームどきどき茨城町店(茨城町下土師字高山)で行われた。主催は、いばらきコープ生活協同組合と全国農業協同組合連合会茨城県本部。

大きく成長したバケツ稲

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 14年前から、米作りを通して生産者とのつながりを大切にしながら食育を進めることを目的に行われている同イベント。参加者はバケツを使って自宅で稲を育てながら、全3回の授業を通して、苗植えから収穫までを体験する。5月に行われた初回では、水を含ませながら2種類の土を混ぜ、稲の苗植えを行った。その後、参加者はバケツ稲を自宅に持ち帰り、土から5センチほどの水を維持するために毎日水やりをしたという。

 当日、参加者が持ち寄った稲は定植時の約15センチから90センチほどに成長。現在は、稲を丈夫にするため、バケツの中の水を抜く「中干し」という工程の最中だという。スタッフが各家庭の稲の様子を確認し、稲の置き場所や土の水分量についてアドバイスを行った。

 参加した小学5年の大金美晴さんは「玄関先で育てているが、虫が多くなって心配だったので相談した。収穫した米はオムライスにして食べたい」と話していた。

 稲の点検を行った後、同施設内にある「森のベーカリー&カフェ」で店長を務める田村勇人さんから、のり巻きの作り方を教わった。野菜やソーセージを使って断面を花柄に仕上げた太巻きがカットされると、参加者は歓声を上げた。その後は米に関するクイズ大会が行われ、参加者はイベントを通して米作りに関する知識を深めた。次回は9月に脱穀と精米の作業を行う。

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