子ども服のお下がりを無料で提供するイベント「あおぞらクローゼット」が9月2日、静峰ふるさと公園(那珂市静)で開催された。
同イベントは、来園者から着られなくなった子ども服を預かり、園内で配布することで地域の中で子ども服を循環させる取り組み。同園活性化に取り組む那珂市地域おこし協力隊の八子結奈さんが主催し、これまでに5回開催し、1万着を超える衣類が次の子どもへ渡ったという。
1年ぶりの開催となった今回は、県内から約2000着のお下がりが集まった。当日は約300人が参加し、長さ100メートルのレジャーシートの上に並べられた子ども服の中から好みのお下がりを選んだ。
衣類配布の他にも、県内でアウトドアイベントを行っている「ざきキャンプ企画」が子ども向けワークショップを実施。同協力隊で就農に向けて活動している兵藤一輝さんの中玉トマトの販売も行うなどして、会場はにぎわった。
八子さんは「地域の役に立ちながら、公園の活性化に貢献するイベントとして今後も定期的に開催したい」と意気込む。