キャンプに興味のあるビギナー家族を対象にした「ファミリーデイキャンプ」が5月19日、静峰ふるさと公園(那珂市静)で開催された。
キャンプに興味のある家族にアウトドアワークを体験してもらおうと行った同イベント。参加者は終了後からキャンプへ出かけられるように、テントの設営と撤収、火おこし、たき火、飯ごう炊飯など、キャンプに必要な動きを一通り体験した。同園でキャンプイベントが開催するのは初めて。
主催は県内で自然体験イベントを企画・運営している「ざきキャンプ企画」の小松崎翔太さん(崎は「たつさき」が正式名称)。小松崎さんは「キャンプに行きたいけどハードルが高いと思っている人は多い。一度気軽に体験することで充実したキャンプライフをスタートしてほしい。キャンプは家族で協力する動きが多いのでアウトドアワークを通して家族の絆が深まれば」と話す。
当日は3組11人が参加。参加者は、テーブル、椅子、食材のみを持参し、テントやたき火台、飯ごうなどは貸し出した。同園の芝生エリアにテントを設営すると、昼食準備のために火おこしを開始。保護者がまき割りをする傍ら、子どもたちは燃えそうな枝や枯れた葉を集めようと園内を駆け回った。飯ごう炊飯では、専用のグッズがなくても空き缶で米を炊く方法をレクチャー。空き缶に米を入れ10分ほど水に浸し、アルミホイルをかぶせて15分ほど火にかけると、ポコポコとした音とともにふっくらとした白米が炊き上がっていた。子どもたちは歓声を上げると、持参したカレーや生卵とともに頬張る姿が見られた。食後の自由時間には、家族ごとにテントの中でくつろぐなど、それぞれが初めてのキャンプを楽しんだ。
参加者は「キャンプにずっと興味があったので楽しみにしていた。他の家族との交流も楽しく、これからは友達ファミリーとキャンプをしてみたい」と話していた。
同園でのファミリーデイキャンプは今後も定期的に開催予定。開催情報はざきキャンプ企画のホームページやインスタグラムで知らせる。