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笠間・愛宕山で初のヒルクライム大会 十三天狗の修行の場にあやかり企画

ゴールとなる愛宕山乗越峠看板付近

ゴールとなる愛宕山乗越峠看板付近

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 自転車レースイベント「2024GPかさま 愛宕山ポイント制ヒルクライム大会」が10月14日、笠間市の愛宕山で開催される。主催は任意団体「KASAMA 3 PEAKS(カサマスリーピークス)」。

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 同団体代表で、イベント会場に隣接する「あたごフォレストハウス パノラマカフェ」店主の大和田敦さんが企画。茨城県を中心に活動するの自転車チーム「茨城シクロクロス」の協力を得て開催にこぎ着けた。

 大会は山根池を起点とする約2.7キロのコースを6回走行。各回の順位に応じてポイントが付与され、合計ポイントで競う。第6ステージはポイントが2倍となる。参加者は全6回の走行を必ずしも完走する必要はなく、戦略的に参加できる。

 大和田さんは「愛宕山の表の坂道ではなく山根地区の林道を使う。表よりも少し斜面は優しいが、テクニカルなコース。何回も競うので、メンタルと体力が必要なレースになる」と紹介。「愛宕山を制する者は茨城を制する、そんな大会を目指す」とも。

 種目はエキスパートメン、スポーツ1~4、女性の部、初級の部の7種目。年齢別での表彰も用意。初級の部ではコスプレでの参加も可能で、パラサイクリングのCクラスとTクラスの参加者も各クラスにエントリーできる。

 大和田さんは「愛宕山の認知度を向上させ、人を呼び、もっと活用していけたら。山全体の整備が行き届いていないので、イベントを通じて環境改善につなげたい」と話す。「コンセプトは、心も体も切り替わる中継地点。愛宕山が十三天狗の修行の場だったという民話にあやかり、大人が修行する場所にしたい」と意気込む。

 愛宕山は標高306メートル。笠間市によると、山頂には806年創建と伝えられる愛宕神社がある。「十三天狗(てんぐ)」の伝説が残り、かつて13人の天狗がこの山に住み、厳しい修行で身につけた術で人々を幸せにしたという。現在も「十三天狗の祠(ほこら)」や天狗修行の地といわれる石尊が残る。会場となるあたご天狗の森にはキッチンカーも用意する。

 参加費は、16歳・17歳=3,250円、18歳以上=5,500円。各クラス定員15人。自転車の車種は不問だが、ブレーキを装着し6.8キロ以上の重量であることが条件。電動アシスト機能は禁止。申し込み締め切りは10月6日。

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