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水戸市元吉田に「親孝行食堂」 安心できる家庭料理でおなかいっぱいに

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 定食や洋食を提供する「親孝行食堂」(水戸市元吉田町)が11月14日にオープンし1カ月がたつ。

関さん一押しの「手仕込み三元豚のとんかつ定食」

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 店主の関勇気さんは水戸出身。飲食業に初めて触れたのは、大学生の時に始めたファミレスチェーンでのアルバイトで、卒業後は同企業に就職した。首都圏を中心に10店で勤め、店長の経験も積んだという。地元に戻ってきたのは5年前、関さんの父が病気で倒れたのがきっかけ。関さんは「当時はファミレスから転職したネットカフェ企業のエリアマネジャーとして長野市に住んでいて、上司に相談して茨城エリアの担当になった。その年に父が亡くなった後、母のことが気がかりだったので、さらに転職して水戸に帰ってきた」と話す。

 同店オープンのきっかけは今年5月。関さんは自宅近くでもともと焼鳥店だった店舗が空き家になっていることに気づいたという。関さんは「これまでのキャリアからまた飲食店をやりたいと思っていて、自分で始めるための勉強をしていた。そのタイミングで、直感でここだと思える物件に出合い、すぐ不動産屋に駆け込んだ」と振り返る。

 店名は、関さんの父が亡くなった後から本人が運用するSNSアカウント名「親孝行の日々」から取った。「親孝行は、親がいる人には共通の一つのテーマになり得ることだと思う」と関さん。メニューについて、関さんは「一番のお薦めは肉厚でさくさくした衣にこだわったトンカツ定食。誰もが食べたことのあるような、基本的で安心できる家庭料理を提供したい。ご飯はおかわり自由なのでおなかいっぱいになってほしい」と話す。

 ファミレス出身の関さんのこだわりで、オムライスやお子さまランチといった洋食や、ひきたてコーヒーもメニューに並ぶ。「家族連れや小さいお子さんなど幅広い方に楽しんでもらいたい。食後のコーヒーを飲みながらのんびりと過ごしてもらえれば」と関さん。「初めは一人で来たお客さんが、いつか恋人や家族といった自分の大切な人を連れて来たくなるようなお店を目指したい」とも。

 営業時間は、11時~15時、18時~22時。火曜定休。

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