![書道部顧問の石川教諭と展示作業を行った書道部生徒](https://images.keizai.biz/mito_keizai/headline/1739365916_photo.jpg)
水戸第三高校(水戸市三の丸)美術部と書道部による「高校生作品展Part3」が現在、常陽藝文センター(水戸市三の丸)1階の「藝文プラザ」で開催されている。
同センターギャラリー担当の飛田文さんによると、高校生の作品を展示する取り組みは2020年のコロナ禍に始まった。文化祭の中止などで発表の場を失った高校生に展示機会を提供したのがきっかけだという。「ちょこっと文化祭」として始めた同企画は好評を博し、2023年度から「高校生作品展」として開催。今年度は、水戸一高美術部、常磐大学高美術部の展示に続き、水戸三高美術部・書道部の作品を展示。来年度も作品展の開催を予定しているという。
水戸三高美術部顧問の谷島直美教諭は「同高の美術部は和気あいあいとしていて、先輩が後輩にアドバイスするなど、お互いの良さを認め刺激し合いながら活動している。今回の展示は県高校総合文化祭への出展作品やコンクール作品に加え、展覧会のために制作した最新作などもある」と話す。2年生で美術部の関根倖菜さんは県高校総合文化祭美術展に入選した作品を展示。「『欲』をテーマに描いた。インパクトのある作品だと思うので、ぜひ見てほしい」と意気込む。
書道部部長で2年生の細谷陽愛(ひより)さんと副部長の長谷川陽香(はるか)さんは「一人一人が納得した作品を書けるように時間をかけて制作した。展示する機会があまりないので、こうしてギャラリーに展示できるのはうれしい。いろんな人に見てもらえたら」と笑顔を見せる。書道部顧問の石川富重教諭は「立派なギャラリーで展示させてもらえることもあり、生徒たちは作品作りに一生懸命取り組んだ。全国大会に出ている生徒の作品展示もある。気軽に立ち寄って見てほしい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。日曜・月曜定休。2月21日まで。