
マルシェイベント「けんしんエキナカマルシェ×大子町」が2月12日、水戸駅改札前スペースで始まった。主催は、JR東日本水戸支社、茨城県信用組合、大子町。
鉄道事業者と金融機関、自治体が連携する地域活性化の新しい試みとして企画した同イベント。期間中、出店事業者と茨城県信用組合の職員が一体となり、「アップルパイ」「倍糀(ばこうじ)みそ」「ゆずみそ」、地元食材を使ったパンなどを販売。大子町の観光PRや地域の魅力発信を行う。
この日は水戸駅改札前スペースでオープニングセレモニーが行われ、JR東日本水戸支社の下山貴史支社長、大子町の高梨哲彦町長、水戸駅長の小森修駅長などが出席。奥久慈大子大使の藤島莉絵さん、観光スポット「袋田の滝」キャラクターの「たき丸」、JR東日本水戸支社キャラクター「ムコナちゃん」も駆け付け、会場を盛り上げた。
会場では、「大子町振興公社」がアップルグラッセや奥久慈しゃも弁当、イベント限定おやき(ほうじ茶、奥久慈茶味)などを販売。ミチルベーカリー店主の比留間玲美さんは「奥久慈茶、奥久慈りんご、米、酒かすパンや人気の焼き菓子を用意した。大子町の魅力をエキナカマルシェで感じてほしい」と話す。茨城県信用組合の広報担当者は「今後もそれぞれの強みを掛け合わせながら、茨城県内の企業価値向上に取り組んでいきたい」と意欲を見せる。
水戸市在住の50代男性は「大子町は『おやき学校』などの施設に何度も足を運んでいる。今日もおやきを購入し、食べるのが楽しみ」と話す。水戸市在住の女子中学生は「大子町のリンゴが有名なことは知っていたが、ほかにも特産品があることを知った」と話していた。
開催時間は11時~19時(最終日は18時まで)。2月15日まで。