国営ひたち海浜公園（ひたちなか市）のスイセンが現在、「スイセンガーデン」で5分咲きとなっている。

スイセン「アクテア」

　約180品種100万本のスイセンを植栽する同園。広報担当者によると、今年のスイセンの見頃時期は平年並みといい、4月3日に満開を迎え、11日ごろまで続く見込みという。「木漏れ日が差し込む林床では、黄色や白色のスイセンがじゅうたんのように広がる幻想的な風景を楽しめる」と話す。

　今年のスイセンガーデンは、香りの強い品種をエリア全体に配置し、甘く爽やかな香りに包まれる空間を演出。白色と黄色の花畑が互い混在するよう、より華やかな景観を楽しめるレイアウトにした。

　新たにクリスマスローズを植栽した同園では、花壇の段差を生かした、スイセンとクリスマスローズの競演を間近で見ることができる。

　同ガーデン入り口エリアでは、早咲き性と遅咲き性のスイセンをミックスして植栽している。「一度訪れた人も、時間経過とともに移り変わる花景色を楽しんでほしい」と同担当者。

　同園では4月1日～6月1日、フラワーリレー企画「Flowering2025」を開催する。期間中、スイセン、チューリップ、ネモフィラ、バラなど春の花が楽しめる。