店舗の片隅や倉庫の中に眠る商品を販売する「デッドストック門前市」が3月27日、笠間市の笠間稲荷門前商店街で開かれた。色あせたおもちゃやアルミのおかず入れなどが展示販売され、観光客らを楽しませた。
古い歴史を誇る笠間稲荷周辺には参拝者相手の商店が並び、古くなった商品が店舗の奥にしまわれているものも多い。こうした商品を捨ててしまうのではなく、新たな視点から商品価値を見いだす狙いで開催された。
各店の店頭には懐かしいおもちゃやノスタルジックなアップリケ、古いマネキンに合わせた洋服、現在は使われることない電報複写簿など珍しい商品が陳列された。そのほか足湯のサービスや、昭和を感じさるそばがきや田楽などを味わえる昭和カフェが人気を集めていた。