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茨城大学でブラックバイト・ブラック企業テーマの講演会と座談会

谷本社長と松井教授、松井ゼミの学生たち

谷本社長と松井教授、松井ゼミの学生たち

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 茨城大学(水戸市文京)で6月24日、ブラックバイトやブラック企業をテーマにした講演会と座談会が行われた。

講演会中の様子

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 松井教授が開いている松井ゼミでは、日頃からブラックバイトやブラック企業についての研究を学生と共に行い、その原因やワークルールについての基礎知識周知のための活動も行っている。今回の座談会にはゼミ生を含め約20人が参加した。

 この日登壇したのは、本人に代わって会社に退職の意思を伝える「退職代行」サービス「退職代行モームリ」を運営する「アルバトロス」(東京都品川区)の谷本慎二社長。谷本社長は2022年2月、アルバトロスを1人で設立。同年3月には「退職代行モームリ」の事業を始めた。

 講演の中で谷本社長は、学生たちに実際の退職代行の現場を撮影した動画を見せ、労働者の現状や企業就職をする際の選び方や心構えについて話した。退職代行利用者の傾向についても触れ、近年ではパート・アルバイトも利用するようになっており、2025年4月に退職代行を依頼した約2700人のうち約400人は自身の雇用形態を把握していなかったことも明かした。中高齢者の利用も増えつつあり、80代が利用したとの話には、会場から驚きの声が上がった。

 その後の座談会では、学生たちから質問の手が上がり、意見交換が行われた。学生の一人からの「退職代行を利用すべき人はどんな人か」との問いに、谷本社長は「心身共に疲弊してしまった人は今すぐにでも利用してほしい。次の職に少しでも早く就いて、心の健康を大切にしてほしい」と答えた。

 松井教授は今回の座談会について、「退職代行利用者が多いのには、企業と労働者の仕事に対する考え方のミスマッチが原因のことが多い。そういった人を減らすためにも、ワークルールを知ることが大切」と話す。

 座談会に参加した学生の一人は「退職代行についての知識がなかったが、今回の講演で就職の際の心構えや退職代行の利用の話を忘れずに、自分の将来に役立てたい」と話す。

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