食べる 買う 暮らす・働く

ひたちなかのジェラート専門店「リビスコ」が1周年 旬の食材楽しめる店に

「リビスコ ひたちなか店」の井出弘美店長とスタッフ

「リビスコ ひたちなか店」の井出弘美店長とスタッフ

  • 1

  •  

 ジェラート専門店「リビスコ ひたちなか店」(ひたちなか市湊中央)が7月7日、オープン1周年を迎えた。

茨城県産クインシーメロンを使ったジェラートを楽しむ来店客

[広告]

 軽井沢、銀座に続く3号店として昨年オープンした同店。井出弘美店長は「当初は価格面で地元の方に受け入れられるか心配だったが、素材の良さを理解していただき、幅広い世代のリピーターが増えた」と振り返る。平日は地元客、週末は旅行客が中心で、男性の一人客も含め特定の常連客が定着しているという。

 同店の特長は、毎朝手作りするジェラート。作り置きは一切せず、卵不使用で、砂糖を最小限に抑えて素材本来の甘みを生かし、その日に製造した物だけを提供する。一番人気の「オブセ牛乳」は中温殺菌製法を採用し、「牛乳の風味がしっかり感じられる」(同店スタッフ)という。

 地元食材を使った商品開発にも力を入れる。現在販売中の「茨城県産クインシーメロン」のメロンは、鉾田市の山一ファームから仕入れた物。井出店長が食べて感動し、本部に「茨城県産クインシーメロン」を提案したという。複数の品種でテストを重ね、最終的にクインシーメロンが採用された。現在は全店舗で商品展開している。「茨城には良質な農産物が多い」と井出さん。

 ジェラートは、定番フレーバーのほか、季節に合わせて旬の果物も使う。メロン、スイカ、巨峰など、1年を通じて異なる味を用意する。価格は、シングル=650円~、ダブル=750円~。

 開店当初は井出さんやスタッフも、「ディッシャー」を使わない同店独自の盛り付け方法に苦労したという。「最初はきれいに盛り付けることができず、慣れぬ接客でお薦めのフレーバーをうまく伝えられないこともあった」と井出さん。今では、スタッフが全てのジェラートを食べた上で自分の言葉で感想や特長を伝えられるようにしているという。

 岩手県から来店した20代女性は「メロンのジェラートがそのままメロンの味でおいしい」と笑顔を見せる。埼玉県の20代男性は「口コミで評判が良いため、立ち寄った。観光でメロンそのままを食べられなかったので、ここで丸ごとメロンのような風味のジェラートを食べられてうれしい」と笑顔を見せる。

 井出さんは「今後も茨城の食材を使った新フレーバーを開発したい。旬の素材を使い、1年中飽きずに楽しめる店を目指す」と意気込む。

 営業時間は、10時30分~17時。水曜定休。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース