食べる 買う 暮らす・働く

道の駅かさまの「活龍」にモンブランかき氷 ラーメン職人が開発

「かさま雪栗モンブラン」

「かさま雪栗モンブラン」

  • 2

  •  

 「つけめん・らーめん 活龍 道の駅かさま店(笠間市手越)」が現在、期間限定で「かさま雪栗モンブラン」を販売している。

「かさま雪栗モンブラン」を楽しむ来店客

[広告]

 同メニューは、栗の名産地・笠間市の栗を1人前当たり約100グラム以上使ったかき氷。天然水を使った氷に、自家製練乳シロップとモンブランクリームを何層にも重ね、仕上げに搾りたての栗ペーストと刻み栗をトッピングする。価格は1,500円。8月31日まで販売する。

 「活龍」運営会社の「天辺ダッシュカンパニー」(つくば市筑穂)広報担当者の金井辰徳さんは「ラーメン屋=冬のイメージを打ち破り、年間を通じた来店動機づくりを目指した」と話す。

 金井さんはメニュー開発に当たり、東京・桜新町のかき氷専門店「雪うさぎ」で、氷の温度管理、削り方、成形の仕方、シロップの作り方を学んだという。

 開発で苦労した点について、金井さんは「当初は仕上げに生クリームをかけていたが、氷と一緒に食べると栗感が弱くなってしまった。独自のレシピでマロンクリームを開発し、氷と一緒に食べても口の中いっぱいに栗の甘さが広がる味を完成させた」と話す。

 氷は3層構造で、2種類の栗ペーストを使い分ける。中層に挟むマロンクリームには粗めの栗ペーストを使い、仕上げに絞る部分にはなめらかなペーストを採用した。

 「ラーメン作りの温度管理やスープの抽出技術が、かき氷の氷の温度管理やシロップ作りに生かされた。煮干しラーメンでしっかり煮干しを感じさせるように、栗をしっかり感じられるマロンクリームの開発につながった」と金井さん。

 7月8日の販売開始から1カ月で300杯を売り上げた。注文客からは「栗のモンブランがとてもおいしかった」といった声や、栗が苦手な客から「2人とも栗が苦手だけど食べきった」との声もあったという。

 営業時間は11時~18時。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース