
茨城県県央地区の経営者で構成する団体「水戸21の会」が11月1日、水戸市の千波湖・偕楽園周辺で婚活イベント「リアルマッチング希望の鐘~出会いのフィールドワーク~」を開催する。
同イベントは、マッチングアプリ全盛の時代に「効率の悪いリアルな出会い」をテーマに企画した。第1部ではグループでヒントを基に、千波湖や偕楽園、常磐神社など水戸市内の名所約40カ所の中からフォトスポットを探して撮影し、制限時間120分で得点を競う。話し合いをしながらウオーキングで名所を巡ることで、自然な会話と出会いを生み出すのが目的。第2部では千波湖畔にある「好文(こうぶん)cafe」(水戸市千波町)屋上でマッチングパーティーを開催する。第1部で打ち解けた雰囲気の中、リラックスしてパーティーに臨めるようにした。マッチングが成立したカップルには、同店屋上に設置されている「希望の鐘」を鳴らすセレモニーを用意する。
同会会長の沢畑樹彦さんは「少子化や晩婚が進む中、民間だからこそできる取り組みとしてリアルな出会いの場を提供したい。SNSでのマッチングが主流の時代だが、新たな出会いをサポートし、街の活性化にもつなげたい」と話す。
水戸エリア委員長の近藤秀則さんは「効率の良い出会いより、あえて効率の悪い出会いを企画した。流れ作業のように時間に追われる従来の婚活イベントではなく、グループで街を歩きながら共同作業をすることで人柄が分かる出会いを提供したい」と説明する。自身が水戸市への移住者だという近藤さんは「水戸には歴史的な場所が多数あり、魅力的なスポットも多い。地元の人にも意外と知られていないところもある。街の再認識をするきっかけにもなれば」と参加を呼びかける。
対象は20歳~45歳前後の独身男女。定員は男女各30人。
開催時間は12時から。参加費は男性=4,000円、女性=2,000円。申し込みは専用フォームで受け付ける。締め切りは10月15日まで。