初のJ1昇格を目前に控えた、サッカーJ2の水戸ホーリーホックが11月14日、号外風チラシをJR水戸駅、勝田駅、日立駅で配布した。
2000(平成12)年からJ2に在籍し、「J2の門番」と呼ばれてきた同クラブ。これまでの最高成績は2003(平成15)年と2019年の7位で、J1昇格プレーオフへの進出経験はない。今季は長く首位をキープし、11月23日の次節、2位V・ファーレン長崎との直接対決に勝利すれば、クラブ史上初のJ1昇格が決まる。
水戸駅北口・南口ペデストリアンデッキでの配布活動には水戸ホーリーホックのスタッフ8人が参加し、17時から18時30分まで3駅合わせて3000枚を配った。号外を受け取るために訪れたサポーターの姿も見られた。
号外を受け取った水戸市内の高校に通う高校3年の男子生徒は「(ホーリーホックは)ずっとJ2だったので、優勝と昇格を願っている。あと2試合、どちらも勝ってほしい」と期待を寄せる。
約10年間応援しているという女性サポーターは「大崎航詩選手のファン。(大崎選手は)ゲームキャプテンとしてとても良い働きをしているので、そのまま勝ち切っていただきたい」とエールを送る。2011(平成23)年の東日本大震災後から約14年間応援しているという別の女性サポーターは「とにかく一生懸命頑張ってほしい。力の限り、全力を尽くして。私たちは応援するしかできないが背中を押したい」と話す。
次節37節、V・ファーレン長崎との試合は11月23日、アウェーの「PEACE STADIUM Connected by SoftBank(長崎県長崎市)」で13時5分キックオフ。ホームタウン各所ではパブリックビューイングも予定している。