「かぼちゃアートフェスティバル」が11月22日、ふれあいセンターすがや(那珂市菅谷)で初開催される。
同イベント実行委員長の矢吹由香里さんによると、那珂市は茨城県内有数のかぼちゃの産地だが、特産品としての認知度やブランド力向上が課題という。那珂市の地域活動やイベントスタッフの経験を持つ寺門哲也さん、生花店店主の片岡紗由美さん、福祉関連会社に勤務する大和田芙由美さん、那珂市議会議員の鈴木明子さん、デザイン会社社長の矢吹さんらが中心となり実行委員会を立ち上げた。食材としての価値だけでなく文化やアートの視点から「那珂市=かぼちゃの街」を発信しようと同イベントを企画した。
会場では、地元のクラフト作家からプロのデザイナーなど、ジャンルの作家が参加し、イラストや立体、写真、デザインなどさまざまな表現でかぼちゃの魅力を表現する作品を展示する。親子が参加できるワークショップも用意し、アート体験を通してかぼちゃへの関心と愛着を育む。那珂市内の農家や飲食店によるかぼちゃ加工品販売も行う。
矢吹さんは「かぼちゃは那珂市の大切な地域資源。アートを通して那珂市のカボチャの魅力を再発見でき、子どもから大人まで楽しめるイベントにしたい。参加アーティストの作品を活用し、商品ラベルやパッケージ、オリジナルグッズなど新たな那珂市土産の開発を進める構想もある。将来的に、アートが地元土産のデザインや新しい商品につながり、那珂市らしさを体験できる文化として育っていけば」と話す。
開催時間は10~16時。入場無料。一部ワークショップは有料。