マルシェイベント「けんしんエキナカ奥久慈マルシェ」が1月14日、水戸駅改札前催事スペースで始まった。
主催する茨城県信用組合とJR東日本水戸支社が2025年3月に締結した「地域活性化連携協定2.0」を基に地域事業者の企業価値向上と交流人口の拡大を目指す。今回は奥久慈地方(大子町と常陸太田市、常陸大宮市)の事業者と茨城県立大子清流高校が出店する。
目玉は、同校の生徒が「未来探求」授業の一環で考案した「地域おこし弁当」で、初日と最終日のみ販売。総合学科1年生28人が地元の飲食店と協力して開発した奥久慈しゃもの唐揚げが入ったオムライスやこうじを使ったパン、りんごを使ったメニューなど、大子町の特産品を生かした5種類を用意する。昨年10月の同校文化祭で初めて販売した時には100個以上を販売。11月の「うまい棒フェスタ」では179個を売り切った。
「大子町の魅力を伝えたいという思いを込めている。この機会に食べてほしい」と同校1年の男子生徒。開発に携わった同校1年の玉城杏さんは「『大子町の食材などを楽しんでもらいたい』という気持ちを大事にし、協力店主と試行錯誤して作った」と話す。
弁当はJR東日本の貨客混載輸送サービス「はこビュン」を活用し、大子町産りんごの一部と共に常陸大子駅11時23分発の水郡線で12時41分に水戸駅まで届けられた。
「地域活性化連携協定2.0」は2022年3月に締結した「地域活性化連携協定」を再締結した協定。金融機関(金)、鉄道事業者(鉄)、自治体(官)に加え、同校(学)が加わったことで「金鉄官学連携」となった。同信用組合の渡邉武理事長は「地域の課題解決のために取り組んできた。高校生が関わったことで、新たな地域活性化になるのではないか」と期待を寄せる。
期間中、「大子町振興公社」がリンゴやコメなど特産品を販売するほか、14日には、和洋菓子店「菓匠宮川」(大子町)がイチゴ大福などを販売。農園「常陸太陽の庭」(常陸大宮市)は、フルーツトマトなどを販売する。15日=みそ店「糀(こうじ)や 菊池商店」(大子町)、15・16日=サツマイモ農園「NS大子ファーム」(大子町)、16・17日=パン店「ミチルベーカリー」、コーヒー店「hajimari」(大子町)、17日=パン店「ひまわりぱん」(常陸太田市)が特産品を使った商品をそろえる。
開催時間は11時~19時(最終日は18時まで)。1月17日まで。