暮らす・働く 学ぶ・知る

水戸「バンビ鞄工房」が困窮世帯にランドセルとスクールバッグ寄贈 

(左から)横須賀さん、沼田社長

(左から)横須賀さん、沼田社長

 ランドセル・カバン販売店「バンビ鞄工房」(水戸市笠原町)が3月24日、茨城県央地区の生活困窮世帯の子どもたちにランドセル6個と中学生用スクールバッグ16個を贈呈した。

[広告]

 職人による手作りのランドセルと県内全域の学校指定バッグの製造・販売を手がける同店。ランドセル寄贈の取り組みは2023年からNPOを通じて行っており、今年で4回目となる。昨年からは、中学校用スクールバッグの寄贈も始めた。「中学生になる際には親戚などからお祝いをもらいにくく、制服代などの出費もかさむという声を聞いた。今回はランドセルの倍以上となる16個を用意した。ランドセルの色は事前に子どもから希望を募り、できる限り個々の希望に応じた」とバンビ鞄工房の沼田邦郎(くにお)社長。

 沼田社長は「まだ幼い小学1年生の子どもに新品のランドセルで一緒にスタートラインに立ってほしい。生きるスタートラインに皆さんが同じに立てるというところが望み」と話す。

 寄贈の橋渡しとなった「県央地区こども食堂ネットワーク」を運営するNPO「セカンドリーグ茨城」(水戸市梅香)の横須賀聡子さんは「データ上は困窮世帯の数が減っているとされているが、目に見えづらい貧困は増えている」と話す。「今後も地域の誰かが助けてくれるということを実感できる機会が増えたら。家の経済状況が大変な子にこそ、今回のような体験が必要」とも。

 受け取りに訪れた保護者からは「制服代もかかるし、本当にありがたい」との声が聞かれた。スクールバッグを受け取った中学生からは「勉強を頑張りたい」との声が寄せられた。

 「最終的にはランドセルを渡さなくていいようになるのが一番」と沼田社長。「子どもは宝。夢を語れるような子どもたちに育ってほしい。僕らはかばんだけど、地域には他にもさまざまな形で子どもたちへの支援ができる方がいっぱいいると思う。地域の力を子どもたちに還元する仕組みを作っていけたら」とも。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース