郷土色豊かな工芸品を紹介する「第25回茨城県郷土工芸品展」が6月10日~14日、茨城県庁舎2階県民ホールで開催されている。
茨城県郷土工芸品とは主に日常生活で使われている県内の伝統的な工芸品で、茨城県知事が指定するものに限られる。今回は27業種25品目が出品され、桐たんすや石灯籠(どうろう)、手描きのこいのぼり、和紙などを展示販売する。
そのほか、雪村うちわ(常陸太田市)や涸沼竿(ひぬまさお=水戸市)など伝統の匠の技を目の前で見ることができる実演コーナーや笠間焼(笠間市)、米粒人形(水戸市)、国寿石大子硯(大子町)を作ることができる体験教室(有料)も開く。
「昨年より体験ブースを多く設けた。職人さんとの交流をお客様に楽しんでいただき、匠(たくみ)たちの熱い思いを知っていただければうれしい」と茨城県観光物産課宣伝誘致担当の入江さん。
開催時間は10時~17時(最終日は16時まで)。入場無料。
併せて県内の菓子を一堂に集めた「いばらきのお菓子大集合!!展」(6月12日まで)を開くほか、2010年に開港する茨城空港や技能五輪「アビリンピックいばらき大会2009」PRコーナーも開設。同13日・14日には食品や加工品を集めた「茨城ぐるめ市」も行う。