水戸の中心市街地の大型再開発「トモスみと」の竣工式が4月24日に行われた。
当日は橋本昌茨城県知事や高橋靖水戸市長らが出席、神事に続いて、関係者約500人らによる完工パーティーで完成を祝い合った。
同プロジェクトは水戸の大工町1丁目地区市街地再開発事業として1991年に準備会が発足。22年の歳月をかけて、約1万平方メートルの敷地内にホテル、業務棟、住居棟の3施設を完成させた。
ホテルはリッチモンドホテルグループとの業務提携による「ホテル・ザ・ウエストヒルズ・水戸」で、宴会場やレストラン、客室161室、コンビニを設ける。5月1日にグランドオープン予定。業務棟は水戸信用金庫大工町支店のほか、医療関係のクリニックモールが入居予定。住居棟は100戸(すでに完売)で、駐車場288台分を用意している。管理・運営にはフロンティア水戸があたる。
同地区は偕楽園(かいらくえん)なども近い飲食店街がひしめく歓楽街だったが、近年、客足が遠のき地盤沈下が懸念されていた。中核施設が完成したことで、水戸の西の玄関口としての役割が期待されている。