ライブラリーカフェ「然々」(ひたちなか市松戸町2、TEL029-354-5354)が6月からディナータイムに「キャンドルナイト」を始めた。
毎夜20~22時、店内奥のカウンタ-シート(18席)の照明を落とし、ろうそくの明かりだけで食事やワインを楽しむ時間を設ける。深緑の木立とガラスに映る幻想的な明かりにひかれるカップルや女性客で、週末は満席になるにぎわいをみせている。
店内で使用しているキャンドルはペガサスキャンドル(岡山県)製のものや2008洞爺湖サミットで会場になったザ・ウィンザーホテル洞爺でも使われた小樽市在住のキャンドル作家、米澤純さんのSHIZUKU Candles(シズクキャンドル)、誕生石をイメージしたものやほのかな香りを楽しめる、同カフェオリジナルのキャンドルなど。
希望者は「マイキャンドル」として店内にキープすることができ、来店時に自分だけの明かりを楽しめるシステムも導入した。価格は588~4,500円。キャンドルをキープしているのは現在30人ほどで、高さ15センチの大型のキャンドルを使い切るのは約10回の来店が目安だという。
「以前から手作り教室や物販で(キャンドルに)身近に接してきた。精神的に安らぐ効果があるキャンドルのゆらぎでゆったりとお食事を楽しんでいただければ」と同店オーナーの阿部聡さん。ジャズやシャンソン、ボサノバの生ライブを楽しめるキャンドルナイトコンサートも定期的に開く同店。「まるで目隠しをしているような暗さの中で音を聴くことは、観客も演奏者も独特の集中感があるのでぜひ体験してみてほしい」とも。