茨城の素材をふんだんに使った「ほげほげ弁当」が、国民文化祭・いばらき2008「食の祭典」の会場となったひたちなか市文化会館(ひたちなか市青葉町1-1)で限定販売され、訪れた市民の人気を集めていた。
「ほげほげ」は茨城県の方言で、作物などがたくさん採れて喜ぶさまや物を食べるときに多く使われる「ほくほく」「たくさん」の意味。同弁当は、国文祭に合わせて地元飲食店らが開発。山海の恵みが豊富な茨城の食材を県外から訪れた人にも味わってもらおうと企画された。
弁当の中身は茨城ブランドの常陸牛のしぐれ煮、那珂川のサケのあぶり焼き、サツマイモのコロッケ、レンコンのつくねボール、地元野菜の煮合い、若菜卵焼き、常陸大黒(おおぐろ)豆とニンジン、香の物の8種類のおかずに地元コシヒカリのご飯。800円と1,000円の2種類が販売されたが、当日は飛ぶような売れ行きをみせた。
「食の祭典」イベントでは「常世の国のスローフード~ゆっくり、じっくり、食のモラル」をテーマに掲げ、料理評論家・服部幸應さんの講演会や茨城の食に関するパネルディスカッション、地域に伝わる料理を歳時記風に紹介した食文化絵巻の展示など多彩なイベントが繰り広げられた。