株式会社エクセディ(代表取締役社長:吉永 徹也 本社:大阪府寝屋川市 東証プライム上場 以下、エクセディ)は、株式会社LIXIL物流(本社:東京都品川区、代表取締役社長:宮地 義郎 以下、LIXIL物流)の関東物流センターにおいて、エクセディが開発・提供するAMR(自律走行搬送ロボット)「Neibo パワフルロボット」が2台導入されたことをお知らせします。
本導入は複数回のテスト運用を行った後、2025年1月に正式に行われ、その後半年間事故や故障なく安定して稼働しています。また、関東物流センターでは今後の台数追加も予定されています。

Neiboは倉庫内の中間搬送を担当しています
https://www.youtube.com/watch?v=VNjnqKk0ItY
1. 導入の背景広大な倉庫における「人中心の作業」からの脱却
関東物流センターは、住宅用サッシや玄関ドアといった多彩なLIXIL製品を、関東甲信越エリアに配送するための巨大な物流拠点です。このセンターでは、最大6mにもなる長い製品も扱っており、それらを複数集めて運ぶため、荷物全体が非常に重くなるという点が大きな特長です。
搬送はフォークリフトが中心で、運転には資格と技術が求められます。近年有資格者の確保と作業の属人化が課題となっていたそうで、将来の労働力不足への懸念がありました。また荷物を降ろした後のフォークリフトが空の状態で戻る「空走」の無駄をなくし、作業全体の効率化を図ることも重要な課題とされていました。
2. 導入の決め手AMRロボット数社比較の末の『Neibo一択』決め手は安全性や現場ニーズへの柔軟な対応力
AMRロボットの導入にあたり、LIXIL物流が最も重視したのは「安全の確保」でした。人や他のフォークリフトを正確に検知し、確実に停止・回避できる精度を第一に、重量物の搬送に耐えるパワー、そして床工事なしで倉庫内の段差を乗り越えられる走破性が必須条件でした。
数社の製品を比較検討された結果、「Neibo パワフルロボット」だけがこれらの条件を満たし、さらに現場の細かい要望にも柔軟に対応できる仕様であったことから、まずは2台の導入を決定いただきました。標準アプリがプログラミング知識なしで直感的に操作できる点も高く評価いただき、同センター長より「『Neibo』以外の選択肢はありませんでした」というお言葉もいただきました。

コロコンとの連携の仕組みを構築され、Neiboが自動で荷物を運んでいきます

倉庫内では、従来のフォークリフトと協働しています
3. Neiboへの評価人や棚、荷物に接触するような事故は一度もない
現場からは「Neibo」の「タフさ」が特に評価されています。導入から半年以上、人や棚、荷物に接触するような事故は一度もなく、夏場に40度を超える過酷な環境下でも故障ゼロで安定して稼働し続けています。
4. LIXIL物流 今後の展望関東の成功モデルを全国へ さらなるフォークリフトの削減とWMS連携を狙う
LIXIL物流では、今期さらに4台の「Neibo」を追加導入する計画をされています。将来的には、合計6台のNeiboの活用とフォークリフト作業全体の効率化によって、現在あるフォークリフトのうち、十数台を削減したいとのことです。
また、この関東物流センターでの成功モデルを九州や岡山といった他エリアの拠点への展開を考えておられ、WMS(倉庫管理システム)との連携も視野に入れているとのことです。
5. 株式会社LIXIL物流 関東物流センター センター長 大柴様 コメント
初めてデモを見たときは『本当にこれで重量物が運べるのか?』と半信半疑でしたが、実際にスムーズに走行する姿を見て性能を確信しました。導入から半年以上、故障も事故もゼロという『タフさ』には驚いています。現場からは『搬送が自動化されて楽になった。次はどこに導入するのか?』と、次の展開を期待する声も聞こえてくるほどです。





