プレスリリース

【事後レポート】国会議員 中田宏氏 他多数ご登壇、海外進出企業5社を表彰など、新規輸出促進イベント「STANDAGE DAY 2024」大盛況

リリース発行企業:株式会社STANDAGE

情報提供:


<登壇の様子|株式会社STANDAGE 代表取締役 CEO 足立彰紀>


 株式会社STANDAGE(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:足立彰紀)は、新規輸出促進イベント「STANDAGE DAY 2024」を、2024年8月29日、「大手町サンケイプラザ」にて開催しました。


 当日は、最前線で中小企業の発展や海外進出支援に取り組んでいる国会議員 中田宏氏はじめ、15年以上海外展開で成功をつづける小松水産株式会社 代表 小松伸克氏のご講演や、海外展開に挑戦し目ざましい成功をおさめる中小企業の表彰インタビューなど、多彩なコンテンツを通して輸出促進による日本全体の経済活性化について学び考える場を創出。
パネルディスカッションを含む数セッションの講演で、一時は会場が満席になるほど熱気あふれる一日となりました。



<会場の様子>



 本イベントは、恒常的な円安下で各企業の海外進出への意欲・注目度が高まり国策としての支援も動きはじめている昨今、多角的視点からの情報発信によって、企業において輸出施策が有用的且つ、成長機会の創出にもなり得ることを啓蒙するものです。


??アジェンダ
- 開会挨拶(株式会社STANDAGE 代表取締役社長 足立 彰紀)
- 講演1.|経済産業政策から語る中小・中堅企業の貿易振興(参議院議員 全国比例区代表 中田宏 氏)
- 講演2.|新規輸出1万者支援プログラムについて(中小企業庁 経営支援部 海外展開支援室 管井啓太 氏)
- 講演3.|海外進出20年 アジアNo.1のシラス会社の代表が語る 中小企業の海外輸出のススメ(小松水産株式会社 代表取締役社長 小松伸克 氏)
- 講演4.|パネルディスカッション|企業における海外進出の重要さと障壁、それを乗り越える方法について(株式会社インターホールディングス 取締役 山口翔 氏 / ハドラスホールディングス株式会社 取締役 安藤務 氏 / 株式会社柏野経営 専務取締役 柏野真吾 氏)
- STANDAGE「まるなげ貿易」サービス紹介(株式会社STANDAGE 取締役副社長 大森健太)
- 講演5.|海外進出成功企業5社 表彰&インタビュー
- 閉会挨拶(株式会社STANDAGE 代表取締役社長 足立 彰紀)




??イベント内容ご紹介(一部抜粋)

1. 開会挨拶|株式会社STANDAGE 代表取締役社長 足立 彰紀|海外進出に抱く不安を自信に変えたい


<登壇の様子|株式会社STANDAGE 代表取締役 CEO 足立彰紀>



 貿易は、島国である日本において、非常に重要であると考えています。そのうえで大切なのは、官民一体で連携を深め、貿易を盛り上げるとともに日本の国力を上げること。本日は、普段手に入らないような情報やノウハウを取得できる機会であり、皆さまが海外進出に抱く不安を自信に変えることができたら。そう強く願っています。



2. 講演1.「経済産業政策から語る中小・中堅企業の貿易振興」|参議院議員 全国比例区代表 中田 宏 氏


<ご登壇の様子|参議院議員 全国比例区代表 中田 宏 氏>



わが国は、特に製造業を中心に、中小企業の伝統技術は世界でも極めて優れたレベルにあります。これは間違いありません。であればやはり、海外市場にも大いに進出するべきです。


先日、滋賀県のとある、仏壇製造の企業にお邪魔した際のお話ですが、昨今、高齢者層を筆頭に単体世帯の数は増えている一方、仏壇を新たに置く世帯は増えておらず、ましてや家屋の間取りも広くなってはいません。つまりは仏壇離れが起きているわけですが、作られている仏壇は本当に美しくて素晴らしい。値段を聞くとこちらも驚きで、3,000万円の仏壇もありました。


なかなか金額的にも手が出しづらい代物ですが、これを仏壇として国内で売ることには限界があるかもしれません。しかし、海外向けに芸術性の高いインテリアとして売れば、より幅広いニーズがあるのではないかと。とはいえ、仏壇製造の会社さんが、今すぐ輸出したいとなってもノウハウがありません。そこで助けとなるのが、STANDAGEさんのような企業です。


もうひとつ、取り巻く環境を公の立場から申し上げましょう。中小企業の輸出傾向は内閣府の推計で、割合は2020年度が21.2%。過去10年間を通じて、1.5ポイント上昇しています。ただし、大企業は同じ期間でも3.2ポイント上昇し、28.3%です。つまり、中小企業と大企業の差は開いているんですね。では輸出におけるシェアはどうか。中小企業は現在7%で、残り93%は大企業ということになっています。


加えて、他国を例に比べてみると、グルーピングの仕方などで多少の違いはあるものの、いわゆるOECD諸国の平均で比べてみると日本は低位にあるんですね。従業員数250人以上と、50~249人という2つのグループに分けて輸出企業の割合を比較し、OECDで見てみると、中小企業と大企業の差は顕著です。両者の差が、平均諸国は10.9ポイントという差ですが、わが国の場合は25.2%。つまり、比較的規模が大きい企業と、小さい企業間の輸出企業の割合の差は、諸外国に比べてますます大きいということです。


しかし、言い換えるならば、日本の中小企業が持つ優れた技術や製品を、世界はまだ知りません。ここに大きなチャンスがあり、まだまだ伸びしろがある、ということなのです。


今、海外では椎茸が非常に人気です。背景にあるのは、ビーガンやベジタリアン食。ただ、彼らが知っている椎茸はほとんどが、屋内で育てる菌床栽培。一方、日本では原木栽培も盛んですよね。ここに杉本商店の原木椎茸は商機を見出し、買い手にも大きな価値として受け入れられています。


このように、我々が気づいていない、海外にとって魅力がある技術や製品はいくつもあるんですね。ぜひ積極的に輸出のチャンスをつかんでいただき、わが国の経済を活性化させる担い手になっていただきたい。そのためには政府も力を入れておりますので、ぜひ活用いただき、皆さんのご発展につながればと思います。



4. 講演3.「海外進出20年 アジアNo.1のシラス会社の代表が語る 中小企業の海外進出のススメ」|小松水産株式会社 代表取締役社長 小松 伸克 氏


<ご登壇の様子|小松水産株式会社 代表取締役社長 小松 伸克 氏>



当社は茨城県の日立市に本拠地があり、タイとベトナムに現地法人を、今年4月にはドバイにも設立しました。来年3月にはおそらく、エストニアにも拠点ができる予定となっています。


日本ではシラスをメインに、干物など水産加工品の製造販売が中心で、大手スーパーを販路に全国展開するほか、外食企業や給食業者様にも納めさせていただいております。代表商品は「本気のしらす」です。こちらは農林水産大臣賞を受賞させていただき、天皇陛下への献上品として選ばれるほど自慢の逸品となっています。


海外事業としては、タイでは日本食品の輸出入はもちろん、現地に約7,000坪の土地を購入しており、シラスや干物のほか、牛タンなどの加工品も作っています。また、今後広げていきたいのがコンサルティングです。ビザの申請や食品免許登録など、幅広くお手伝いができる仕組みに注力しています。また、ベトナムでは日本食品のほかに飲食店も経営しており、ホーチミンとハノイに「遊雅亭 睦庵」というウナギ店を営業しています。


きっかけは、海外にシラスを売りたいというより、シラスの資源枯渇問題でした。このままではいけないと思い、海外の拠点を見つけたいと思う中で動きはじめました。というのも、シラスは暖流で移動するので、アジアがいいだろうと。中国、台湾、インドネシア、フィリピン、マレーシアなど各国を視察する中、たどり着いたのがタイでした。


先ほど中田先生のお話にもあったように、日本では人口減も大きな課題かと思います。その点でいえばすでに当時、世界では10年間で2倍の市場の伸びとなっており、東南アジアでは3倍となっていました。このポテンシャルの高さも、タイ進出を決めた理由です。


それが約15年前ですから、今やますます世界へ目を向けることが大切ではないでしょうか。ただ、わかっているけれど、どうしていいかわからない、と二の足を踏んでしまう方も少なくないでしょう。そこで頼りになるのがSTANDAGEさんです。


とはいえ、ただSTANDAGEさんと契約したから売れるわけではありません。あくまでも、サポートいただけるのは売る仕組み、やり方などのノウハウ。皆さん方が2年後にどんどん輸出できるようになるのが私たちの描くべき夢です。自社ではなかなか開拓が難しい。その場合には、我々の販路やライセンスを使っていただくなど、そういったことも可能です。


大切なのは出店してから。出店が終わりではなく、そこからどれだけ動けるか、想いを伝えられるかです。STANDAGEさんも我々も、ノウハウや人脈はたくさんあります。商品を作られる方、流通に携わる方も含めて、しっかり想いを伝えられるかが、最後の結果につながると考えています。




5. 講演4. パネルディスカッション「企業における海外進出の重要さと障壁、それを乗り越える方法について」


株式会社インターホールディングス 取締役 山口 翔 氏
ハドラスホールディングス株式会社 取締役 安藤 務 氏
株式会社柏野経営 専務取締役 柏野 真吾 氏
株式会社STANDAGE 取締役副社長 大森 健太(ファシリテーター)


<パネルディスカッションの様子>




<テーマ1|「海外進出をするに至ったきっかけ」>


山口氏|当社は真空の特許技術が強みで、中でも逆子弁の特許を持っています。わかりやすいところですと、醤油のボトルに使われている技術を開発した先生から特許を買い取り、日本酒やワイン、オリーブオイルやお米など、さまざまなものを真空にするという、特殊な会社になりますね。


海外進出は、やはりこの技術自体が日本の食品や飲料に活用できることが分かっておりまして、お酒でいえば開栓後1カ月以上経っても味がまったく変わらないんですね。ということで、酒蔵の杜氏さんやワインのソムリエさんなどから評価をいただいており、この技術を使って日本の食品をどんどん海外に輸出していく。今後はそんなプロジェクトを立ち上げていきたいです。


なお、元々特許を買う段階から世界を視野に入れて交渉してきましたし、社員もまだ5名という小さな会社ですので、海外進出への反対はなかったですね。


安藤氏|当社の商材は、ガラスコーティング剤です。汚れや傷がつきにくいといったガラスコーティングの基本性能に加え、さまざまな材料を組み合わせることによって、価値的な機能を付与する点が強みですね。


当初から海外は視野に入れており、中でも当社の代表と現場サイドの意気込みが強かったです。今、ヨーロッパで取り組みを進めているのが、列車へのコーティングですね。日本では驚くかもしれませんが、欧米では列車の落書き被害が甚大なんです。我々が取り組んでいるスペインの鉄道会社さんでは、落書きを除去するために年間40億も費やしていると。そこに我々のコーティングを施すことで、清掃費用がグッと抑えられたという事例もあります。



<テーマ4|海外進出検討中の企業様へのアドバイス」>


山口氏|偉そうなことを言える立場ではないんですけども、餅は餅屋に任せようということですね。輸出のプロは世の中にたくさんいらっしゃり、その1社がSTANDAGEさん。どうしても少数制で、リソースも限られる中で経営されている企業様がほとんどだと思いますから、頼れるところは頼り切って、その分の時間や人材はいいものを作るほうにどんどん投資していけばいいと思います。


柏野氏|新たな取り組みをはじめることが中小企業様にとって非常に大切なことであり、その挑戦に私たちは後押しをしたいです。税理士さんや会計士さんとお話をしていると、ついコストをかけないほうがいいですねとか、投資は控えましょうといったお話も出てくるわけですが、やはり企業経営には挑戦が欠かせません。


「餅は餅屋」というお話がありましたが、輸出で新しい販路を獲得しようとするのであれば、やはりプロにお任せするのがベスト。そのコストを捻出するために、今の国内市場でどう戦うかなど、前向きな思考に持っていくことが大切だと思います。




7. 講演5. 海外進出企業5社 表彰&インタビュー|約250社の提携企業から部門ごとに選りすぐりの5社を表彰


<ご登壇の様子|最優秀賞を受賞したフジ物産株式会社 高知支店 企画開発室 柳川 豪 氏>



 私どもは静岡市を拠点とする総合商社で、事業のひとつにウナギがございます。それを、ハラルフードとして展開しようという中で海外展開を模索し、大阪で開催されたアフリカビジネスのイベントでSTANDAGEさんと出会いました。まだ開始から半年強ですので、なかなか思い通りにはなっていませんが、マーケティングやPRといった我々が苦手な部分をフォローいただき、大変ありがたいと思っております。今後の展望としては、弊社はうなぎの養殖、加工、販売といった川上から川下まですべてをやっておりますので、そのビジネス全般をご理解、ご興味を持っていただけたら。その果てには、海外で養鰻場を手掛けたい、加工販売をされたい企業様がいらっしゃれば運営の協力をしたいと考えています。


<受賞企業一覧>

※当日台風10号の影響によりご欠席の方もいらっしゃいます。




??「STANDAGE DAY 2024」概要





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海外進出成功に必要な業務を、すべてSTANDAGEがサポート。
輸出・販路拡大・販路開拓など、貿易業務をワンストップで支援します。


昨今の恒常的な円安や、輸出拡大に向けた国の取り組みにより、日本全体の輸出高は緩やかな右肩上がりで推移する一方、中小企業の輸出高を都市部・地方部別に見ると、その格差はまだまだ大きく広がっています。


日本各地の中小製造業がより自由に、より簡単に海外進出を実現できるよう、販路開拓から契約・交渉、決済、物流まですべて「まるなげ」で貿易づくりを代行するパッケージサービスを提供しています。24年8月時点で、導入企業数はのべ250社に達しました。


詳しくはこちら:https://standage.co.jp/service/marunage/




■会社概要
会社名 :株式会社STANDAGE
設立  :2017年3月7日
代表者 :代表取締役 CEO 足立彰紀
所在地 :〒105-0012 東京都港区芝大門1丁目12-16 住友芝大門ビル2号館4F
事業内容:デジタル貿易プラットフォームの開発・提供および中小企業向け貿易代行サービスの提供
URL  :https://standage.co.jp/


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社STANDAGE 広報担当 鶴田
TEL:03-6435-3371 E-mail:info@standage.co.jp

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