プレスリリース

宇宙技術×全国宅配網で検体輸送が進化 ツインカプセラとCoordinate Lab、検体集配に大手宅配便サービスを組み込み本格展開へ

リリース発行企業:株式会社ツインカプセラ

情報提供:


進化した検体集配サービス

 JAXAスタートアップ・株式会社ツインカプセラ(本社:茨城県つくば市、代表取締役:宮崎和宏、以下「ツインカプセラ」)と株式会社Coordinate Lab(本社:東京都品川区、代表取締役:篠原賢一、以下「Coordinate Lab」)は、ツインカプセラの”超”断熱保冷容器「BAMBOO SHELLter(バンブーシェルター)」を活用して両社が展開中の「ワンストップ検体集配サービス」に国内大手宅配便を組み込み進化させた、新たなサービスの提供を開始しました。
 これまでも、同検体集配サービスにおいて一部の輸送区間等で宅配便を活用していましたが、今般、検体に関する適切な輸送条件についての宅配事業者との調整により、宅配便サービスを本格的に活用可能となりました。
 ツインカプセラの宇宙技術由来の超高性能の断熱保冷容器、Coordinate Labの検体検査事業に関する豊富な知見とノウハウに加えて、国内最大級の全国宅配ネットワークの活用により、検査ベンチャーの臨床研究、医師主導型の多施設共同研究(臨床試験)、検体検査事業者による各種臨床検査等における国内の検体輸送において、高品質な保冷と簡便かつ迅速なオペレーションで全国をカバーし、医療・研究分野のニーズに応える全国対応の保冷輸送ソリューションを提供します。


宅配便を活用した検体集配サービスの特徴

■ 【宅配便を活用した】検体集配サービス実現の背景
 日本国内には、衛生検査所は900施設以上、医療機関は診療所やクリニックも含めると10数万箇所あり、日常的に検査の目的で膨大な量の検体輸送が行われています。その多くは、検査会社のスタッフが個々の医療機関を周り検体を集める方式が採られていますが、人手不足の問題もあり、地方の医療機関などからの検体の集荷が課題になりつつあります。また、新たな検査や治療法の研究に際して実施される臨床試験においても、全国の協力医療機関からタイムリーに検体を収集する必要があり、温度などの品質を維持した状態で、迅速かつタイムリーに、かつ低価格で検体を輸送できるリーズナブルな保冷輸送手段がないことも課題となっていました。
 ツインカプセラとCoordinate Labは、このような背景を踏まえ、2025年3月より、”超”断熱保冷容器「BAMBOO SHELLter」を用いた確実かつ低コストの「ワンストップ検体集配サービス」を開始し、事業を展開してきました。正式リリース前の初期の運用も含め、同サービスでは、これまでに、複数の多施設共同研究や臨床検査で利用され、多くの血液検体の保冷輸送実績を積み上げています。
 BAMBOO SHELLterの小型かつ超高性能で取り扱いが簡便であるというメリットから、この「ワンストップ検体集配サービス」では、既に、類似の検体集配サービスよりも確実で低コストなサービスを実現しています。しかし、他方で、全国の医療機関から主要都市の検査センターへの検体輸送は、地域の特性に合わせて異なる輸送業者を手配するための調整や手続きに多くの手間と時間がかかり、また、一部区間では、チャーター便での輸送やハンドキャリーによる対応が必要なケースもあるなど、検体輸送サービスのコスト増要因ともなっているこれらの課題への対応が急務となっていました。

■ 【宅配便の活用】で期待されるサービスの進化
 今般の宅配事業者との連携の開始により、「ワンストップ検体集配サービス」に、日本最大級の宅配ネットワーク、特に、強力な幹線輸送と緻密な末端輸送(ファーストマイル・ラストマイル)という強みが付加されます。
 BAMBOO SHELLterは、それ自体が「高性能な小型の冷蔵庫・冷凍庫」とも言うべき製品であり、輸送中に温度維持のためのケアが不要であるにも関わらず確実な温度維持ができるという利点があります。その意味で、元々、「常温宅配便」での輸送との親和性が非常に高く迅速で低価格の輸送サービスと組み合わせることで、その真価を発揮します。
 「ワンストップ検体集配サービス」は、宅配便を本格的に利用可能となったことで、本来期待されていたBAMBOO SHELLterの特長を最大限に活かした完成形へと進化するとともに、大手宅配便の集荷システムの活用によって検体集荷の申し込み手続きが大幅に効率化されるなど、利用者の負担軽減と利便性向上も実現します。


多施設共同研究での検体集配のイメージ

【具体的なサービスの内容】
・サービス提供エリア:全国
・想定される利用者 :多施設共同研究を主導する医師、検査開発ベンチャー、臨床検査事業者など
・検体輸送の温度帯 :2℃~8℃、20℃帯など(他の温度も応相談)
・集荷タイミング  :最早で依頼の翌日(集荷場所の事前登録も含む契約が別途必要)
・検体輸送料    :地域や想定件数に応じて個別にお見積り

【これまでの検体輸送実績例(2026年1月時点)】
・輸送回数:約100回(BAMBOO SHELLterの適切な使用において温度逸脱事例なし)
・集荷場所(首都圏への輸送):札幌、仙台、新潟、鹿児島など
・利用機関:大阪医科薬科大学病院、イミュニティリサーチ株式会社、LabPMM合同会社など

【ご依頼から実行までの流れ】
概ね、以下のような流れで検体集配までを実施します。まずは、ご相談・ご依頼ください。

ご依頼から実行までの流れ


参考:「BAMBOO SHELLter」とは
 「BAMBOO SHELLter」は、JAXAの大気圏再突入カプセルの断熱保冷容器技術を発展させ、ツインカプセラが、タイガー魔法瓶(株)との業務提携を通じて開発した超高性能断熱容器です。1)保冷性能が非常に高い、2)コンパクト、3)様々な温度帯に対応、4)シンプル構造で取扱が容易、という特長を有しています(※2)。特に、小型かつ高性能という特長から、BAMBOO SHELLterを使用した「ワンストップ検体集配サービス」は、「確実と低コスト」という価値を提供しています(※3)。
※2 BAMBOO SHELLterに関するプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000076369.html
※3 ワンストップ検体集配サービスに関するプレスリリース https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000076369.html

BAMBOO SHELLterイメージ


BAMBOO SHELLterの3つのラインアップ


「ワンストップ検体集配サービス」に関心を持って頂いた皆様へ
 多施設共同研究では、保冷輸送の要求(温度帯、温度制御範囲、輸送の制限時間等)、多施設共同研究に参加される全国の医療機関の数や地域、季節、輸送頻度、実施期間等に応じて、適切な検体集配計画を立案し実行することが極めて重要となります。BAMBOO SHELLerの利点を生かした、適切な検体集配のご提案およびお見積もりをさせて頂きますので、ご関心を持って頂きましたら、まずは、ご遠慮なく下記の「Coordinate Labの問い合わせ先」までご連絡・ご相談ください

■ 関係者のコメント
<株式会社ツインカプセラ 代表取締役/CEO 宮崎和宏>


大手宅配便サービスの活用によって、株式会社Coordinate Lab様と進めてきたBAMBOO SHELLterを用いたワンストップ検体集配サービスを、より利便性の高いものにアップグレードできることを大変嬉しく思います。BAMBOO SHELLterの特長を最大限活かしたサービスが広く普及することで、バイオメディカル分野等の研究者や医療関係者の皆様が推進されている重要な研究や臨床試験等の進展に貢献できることを願っております。本件に関し、ご支援・ご助言等を頂きました全ての関係者の皆様に心より御礼申し上げます。



<株式会社Coordinate Lab 代表取締役 篠原賢一>
 BAMBOO SHELLterを用いた検体集配サービスに宅配便の仕組みを活用することで、より一層利便性の高いサービスが構築できたこと、大変嬉しく思います。現在、複数の多施設共同研究や、検査センター(衛生検査所)のご要望に基づき、既にサービスを提供しておりますが、今後は全国を対象とし本格的なサービスの提供を目指してまいります。
 昨年頃より、検査センター業界では人手不足が深刻化し、検体集配業務に支障をきたす事例が発生しております。この「BAMBOO SHELLter」を活用した効率的な集配サービスを全国に広めることで、検査業界全体の課題解決に貢献できればと考えております。

参考:
株式会社ツインカプセラについて
 ツインカプセラは、「再突入カプセルの“超”断熱保冷技術を 地上へ 社会へ」をスローガンに掲げ、JAXAのHTV搭載小型回収カプセル(※4)の断熱保冷容器技術の社会実装を目指すJAXAベンチャーです。小型・超高性能の保冷コンテナの開発・供給により、検体、ワクチン、細胞、医薬品、生体組織等の個別化保冷輸送を可能とし、臨床研究における検体収集、癌等の早期スクリーニング、分散型臨床試験(DCT)、自家細胞の国際往復輸送等、バイオメディカル分野の保冷輸送において、新たなサービスの創出を目指しています。2021年10月から、タイガー魔法瓶株式会社と”超”断熱保冷容器事業に関する業務提携(※5)、2024年8月より、株式会社Cooridinate Labと治験・臨床研究の血液検体収集等におけるスリム型”超”断熱保冷容器の活用に関する業務提携を行い、製品開発・事業開発を進めている。
事業紹介動画: https://youtu.be/vIkU9uaXxV0

※4 HTV搭載小型回収カプセルとは
 JAXAが国際宇宙ステーションから日本独自の物資回収技術を実証するために開発した再突入カプセル。2018年11月に宇宙実験で生成したタンパク質結晶を4℃に維持した状態で回収することに成功。大気圏再突入中も含めた回収までの5.6日間の断熱保冷容器内のサンプルの温度変化は0.3℃と高い断熱保冷性能が実証されており、ツインカプセラはこの技術を継承しています。

HTV搭載小型回収カプセルのミッション概要

関連動画: https://twincapsula.co.jp/news/gift-from-outer-space.html

※5 タイガー魔法瓶(株)との対談記事(PRTIMES ストーリー)
https://prtimes.jp/story/detail/jbAWz2TLdPx

(株)Coordinate Labについて
 Coordinate Labは、「検体検査コンサルタント(R)」の文字商標を持つ、検体検査に特化したコンサル会社です。大手検査センターで売上No.1であった営業員、大手民間グループ病院の全国検査部の代表、副代表であった検査技師等が在籍しています。これまでに全国約50施設の登録衛生検査所(検査センター)の設立実績を有し、現在、治験、臨床研究を含む、検査業界全体の検体集荷、輸送の新たな仕組みの構築を目指した各種取組を実施しています。

■ 会社情報
株式会社ツインカプセラ:
会社名 株式会社ツインカプセラ(英文表記:TwinCapsula Inc.)
代表者 代表取締役 宮崎 和宏
設立  2021年3月8日
所在地 茨城県つくば市千現2-1-6
事業  断熱保冷保温容器およびその他熱制御関連機器等の企画、開発、製造、販売、コンサルティング等
その他
・JAXAベンチャー認定事業者(https://aerospacebiz.jaxa.jp/venture/twincapsula/
・「J-TECH STARTUP 2022」認定事業者
・2023年度NEDO助成事業・NEP(躍進コースC)採択事業者、同成果報告会「優秀賞」受賞
・第7回めぶきビジネスアワード「茨城県知事賞」受賞
・第5回TCIベンチャーアワード「ファイナリスト」 選出
・第5回いばらきイノベーションアワード「優秀賞」受賞
・第37回中小企業優秀新技術・新製品賞「優秀賞」受賞
・ウェブサイト: https://twincapsula.co.jp/
・Facebook: https://www.facebook.com/twincapsula/
・Youtube: https://www.youtube.com/@TwinCapsula_Inc./

株式会社Coordinate Lab:
会社名 株式会社Coordinate Lab
代表者 代表取締役 篠原 賢一
設立  2010年11月26日
所在地 東京都品川区荏原7-6-12
事業  検体検査コンサルティング事業
・登録衛生検査所の設立、運営支援
・ 新規開発した検査の事業化支援
・ 多施設共同研究、医師主導型研究支援
 (検査資材の作成、資材管理、検体整理、検体分注、検体保管、検体・資材の搬送等)
・ 医療機関の検査室運営支援
・ 輸入検査機器、ELISAキットの販売支援
その他
・検体検査コンサルタント(R) 商標番号6389194号
・ウェブサイト https://coordinate.co.jp/

■ 問い合わせ先
ツインカプセラ: https://twincapsula.co.jp/contact/contact.html
Coordinate Lab: http://coordinate.co.jp/contact.html

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