水戸芸術館現代美術センター(水戸市五軒町1)の「アンサンブルズ・パレード」が11月8日、水戸市の中心市街地で繰り広げられた。市民で結成した音楽隊が市内各所から水戸芸術館を目指して行進、集合した芸術館広場で参加者全員による合奏が展開された。
同パレードは音楽家の大友良英さんを招いた音楽祭形式の市街地活性化事業。大洗高校マーチングバンド、茨城朝鮮初中高級学校舞踊部、市民グループなどがそれぞれ華やかな衣装を身にまとい笛や太鼓、踊りなどを披露しながら行進した。商店街をパレードする姿を見た市民らは「派手なちんどん屋だと思った」と驚いた様子も。
最終地点の芸術館広場ではそれまでばらばらに演奏していたグループも、大友さんの指揮に合わせて大合奏。特殊なアンサンブルを奏で、パレードを締めくくった。会場では市内商店会の合同イベントも開かれ、多くの市民らが秋の1日を楽しんだ。