
茨城県を拠点に活動するアコースティックユニット「日々かりめろ」が4月3日、8作目のCDアルバム「ハッピーパレード」の手売り・手渡し販売枚数1000枚を達成した。
2024年には通算327ステージに立った日々かりめろのライブの様子
「日々かりめろ」は、石岡市出身のこずえ(高田梢枝)さんと常陸太田市出身のきくP(菊池一俊)さんが2016(平成28)年10月に結成。「手売り・手渡しでアルバムを1000枚売る」を掲げ、結成から毎年1枚のペースでアルバムを発表している。2024年は通算327ステージを行った。
同アルバムは昨年8月21日に発売。手売り・手渡し販売枚数1000枚の達成は7カ月と13日での達成となった。きくPさんは「全国約230カ所を回るツアーを行い、新しい出会いもたくさんあった」と喜びを語る一方で、「CDショップの大量閉店で、インストアライブができない状態になっているのがとても寂しい」と振り返る。
節目となる1000枚目は4月3日、群馬県吉岡町の美容室「hair4chaise」で達成した。きくPさんは「日々かりめろをずっと応援してくれている群馬の皆さんに買っていただいた。この店は店主がミュージシャンで、定期的にライブを開催しているが、コロナ禍以降、しばらくライブをやっていなかった。今回のツアーで久しぶりにライブを再開してくれた店なので、この店で達成できてうれしい」と笑顔を見せる。
きくPさんは「早速次回作に向けて楽曲制作に入る。今月中にはレコーディングに入り、6月には9作目を発表する。9枚目もまた手売り1000枚達成が目標」と意気込む。
今後の予定は、8月10日に石岡市朝日里山学校で主催イベント「八郷の山の音楽祭」を開催。2026年1月11日には有楽町マリオンI'M A SHOWで、東京単独ホールコンサート「東京家族」を開催する。隔月で地元那珂市で開催している「ガヤガヤ☆カミスガ」に出演しながらツアーを続ける予定という。
きくPさんは「全国各地のフェスにも出演し、今年も『年間ライブ本数日本一』を掲げて活動していく」と話す。