障害福祉事業を手がける道進(笠間市)が運営するカフェ「来々瑠(ククル)」(笠間市南友部)にドッグランが設置されて1カ月がたった。
同店は就労継続支援B型事業所の利用者が働く場として2023年にオープン。3年がたち口コミで訪れる客も増え、第4木曜に開く「認知症カフェ」が認知症の人や家族の相談、地域住民との交流の場として定着したという。
現在は8人が働いており、1階でカフェ営業、2階で内職やハンドメード作品の制作などを行う。利用者はその日の体調に合わせて仕事を選び、それぞれのペースで作業に取り組む。カフェではランチやドリンクを提供するほか、利用者が制作した作品も販売している。
ドッグランの場所はもともと畑で、オカワカメの栽培にも挑戦したが、雑草の多さや道路沿いの立地による夏場の暑さから、利用者や職員の体調面への配慮もあり断念した。そんな折、地域住民から「ここはドッグランですか」と声をかけられたことがきっかけとなり、昨年冬から整備を開始。畑を平らにならすところから設計、施工まで自分たちで行い、犬を飼う人たちの助言も取り入れながら6月にオープンした。
オープンから約1カ月で複数組が利用。利用者の声を取り入れながら設備の改良も続けている。
カフェで働く齋藤由美子さんは「新しい来店の人が増え、仕事をしている実感があって楽しい。犬と一緒に食事をしてくれるのもうれしい」と話す。「もっと花を増やしたり、犬の飲み水を小まめに替えたりと、改良したい点はまだまだたくさんある」とも。
同社社長の冨田圭子さんは「地域の方も含めてみんなで作り上げている。誰でも気軽に立ち寄れる場所にしていければ」と話す。
営業時間は10時30分~15時。日曜定休。