古希を迎えた双子の兄弟が作陶展-60歳超え偶然同じ趣味に

双子の兄弟が古希を迎えて偶然にも同じ趣味。開催中の「坂ツインズ陶展」

双子の兄弟が古希を迎えて偶然にも同じ趣味。開催中の「坂ツインズ陶展」

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水戸市内でデザイナーとして活躍する坂俊治さんと双子の兄・光哉さん(千葉県流山市在住)の「坂ツインズ陶展-70歳+70歳の挑戦-」が現在、小美玉の四季文化館(小美玉市部室、TEL0299-48-4466)で開かれている。

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 坂さん兄弟は北海道生まれで、2歳のときに日立市に転居。二人そろって茨城大学に進学。兄の光哉さんは美術を専攻し、日立製作所の宣伝部へ就職。弟の俊治さんは大学では理科を学び、桑沢デザイン研究所を経て、1981年に水戸市内でデザイン事務所を設立した。

 兄弟、それぞれ別の道を歩み、仕事に追われる日々が続いていたが、兄の光哉さんが定年後に始めたのが陶芸。一方、弟の俊治さんも仕事の合間に始めたもの陶芸だった。陶芸を始めた時期は前後するものの偶然にも60歳を超えて、同じ趣味を共有することになった。

 父親が美術教諭だったこともあり、兄弟とも芸術には親しんできた。「双子のDNAなのでしょうか。示し合わせた訳ではないが、同じとことをやっていた」と―俊治さん。

 今回は二人そろって無事に古希を迎えた記念にと、それぞれの作品約100点を展示。光哉さんの大皿、つぼなど大きな作品に対し、俊治さんは茶碗や皿など身近な作品を出品。二人の歩んできた人生がにじみ出た作品展となっている。

 開催時間は9時~22時。入場無料。今月31日まで。「坂ツインズ陶展」はパートIIとして8月13日から、水水戸京成百貨店(水戸市泉町1)でも開催される。

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