東日本大震災で不通となっているひたちなか海浜鉄道那珂湊駅で4月3日、「地元産野菜の直売会」が開かれる。
直売会はJAなどの協力により震災や放射線風評被害により打撃を受けている茨城産の野菜を販売する。那珂湊駅の1番線ホームを利用し、入場無料で市民に新鮮野菜を販売する。
同鉄道は震災で復旧のめどが立っておらず、代行バスで利用者の足を確保している。全線開通は6月ごろになる見通しで、4月24日に予定していた「湊線開通3周年記念イベント」も中止に追い込まれている。
当日は代行バスや那珂湊駅近くのパーク&ライド駐車場を利用してもらい、地元野菜の販売に協力する。併せて、茨城交通時代の限定グッズなども販売し、復興へ向けて多くの来場を呼び掛けている。
茨城県内ではJR常磐線が土浦駅・勝田駅間が31日に運転再開。JR水戸線も4月9日に運行が再開される見通しで、新学期からの通学の足が確保される予定