水戸の七軒町児童公園で8月25日、アーティストの山本麻紀子さんがあずまやの修復作業を行った。
水戸芸術館で「MENDING MITO」展を開催中の山本さんが、プロジェクトの一環として周辺の住民らと共同で公園のあずまやを修繕。抜け落ちた屋根の一部や装飾柱、穴の空いた柱の穴埋めを行った。
作業は付近のおもちゃ店、金物店、造り酒屋、ケーキ店など商店主のほか地元の「しもいち交流会」の市民らが参加し、修復作業やゴミ拾いなどに汗を流した。
修復に使われた素材は山本さんがロンドンで拾い集めた落とし物で、ロンドンで落とし物を見ず知らずの人に届けるプロジェクトや大学でのフリーショップ活動で残された約300点。水戸でその素材を使って経年劣化した商店の看板や東日本大震災で被災した建物の一部を修復するアート活動を展開。市内45カ所で修復作品を見ることができる。
現在、水戸芸術館でこのアート活動を展覧している。9月30日まで。