ひたちなかの那珂湊漁港市場(ひたちなか市和田町3)で7月5日、「第6回海の幸 那珂湊カツオ祭り」が開催され、水揚げされたばかりのカツオを求めて約4,000人の市民らでにぎわった。主催は那珂湊漁業協同組合。
同港は茨城県内で唯一一本釣りのカツオが水揚げされる漁港で、前日に千葉県の房総や銚子沖で捕れた1.5トンが入荷。この祭りのために急きょ土佐の船も入港し、祭りを盛り上げた。
カツオは模擬セリで格安で販売したほか1本1,500円で販売。漁協女性部による「あら汁と刺身」の無料試食、カツオのてこねずしやワラ焼きカツオの販売、福祉施設「幸の実園」やヤマサ水産による物販などのブース出店なども人気を集め、県外からも海の幸を求める人が訪れた。
漁協関係者は「今年は燃料高の余波で水揚げは少ないが、海の幸を堪能してもらいたい」と話す。同漁協は秋には「サンマ祭り」を開催し、魚食普及と消費拡大をPRする