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茨城大学でサイエンスカフェ ラムサール条約登録の「涸沼」学ぶ

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 茨城大学図書館(水戸市文京2)が10月3日から、一般市民や学生を対象に「ラムサール条約登録記念・連続講座-人と自然の涸沼(ひぬま)へ」を開講する。

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 涸沼は茨城町を中心とした地域に広がる全国でも数少ない汽水湖で、ヤマトシジミやウナギ、マハゼなどの魚介類のほか野鳥200種類以上の生息が確認されており、中でも日本最初の発見・命名となった「ヒヌマイトトンボ」が生息する貴重な湿地。ラムサール条約は1971年にイランのラムサールで採択された湿地に関する条約で、涸沼は今年5月に登録された。

 講座では、「ウォチング!涸沼」「探索する涸沼!」「涸沼の現在・過去・未来!」をテーマに、3回にわたり同大学図書館本館ライブラリーホールで開く。内容は以下の通り。

 10月3日=「涸沼の自然と茨城大学-開講の挨拶にかえて-」(三村信男茨城大学長)、「汽水湖のヒミツ」(信岡尚道茨城大学工学部准教授)、「ラムサール条約-兄弟登録地を訪れて-」(大辻永茨城大学教育学部准教授)。

 11月7日=「ヨシ原の世界へようこそ!」(廣瀬誠茨城虫の会会長)、「涸沼ニシン標本の発見!」(加納光樹茨城大学広域水圏県教科学教育研究センター准教授、金子誠也東京大学大学院生)

 12月19日=「もののふたちの涸沼-内海世界の将門と貞盛一-」(高橋修茨城大学図書館長・人文学部教授)、「涸沼に育ち育てられ」(田口眞一茨城町生活経済部みどり環境課環境グループ長)、「涸沼サポーターから未来へのメッセージ」(参加者)。

 全回受講者にはクリーンアップひぬまネットワークが記念品を贈る。

 開講時間は各回13時~15時。参加無料。

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