車いすバスケット(=イスバス)のエキシビションイベント「REAL+izm(リアリズム)2009」(REAL+izm実行委員会主催)が8月9日、「水戸黄門まつり」の会場で開催された。同イベントは、茨城県が主催する県内の若手商業者が企画する街の活性化事業プラン「商店街活性化コンペ事業」の最優秀賞受賞プランで、県の助成金を受けて企画された。
泉町2丁目のメーンストリートを会場に試合を行う予定だったが、スタート直後の降雨のためリリー福祉保育専門学校体育館に急きょ変更。水戸出身のイスバスプレーヤーで、本場アメリカで南部代表の経験もある齋藤信之さんや現在イタリアリーグで日本人初のプロイスバスプレーヤーとして活躍する安直樹さん(ひたちなか市出身)らが所属する「スピニング・フープス・レボリューション」と、全日本選手権チャンピオンチームの「宮城マックス」が対戦した。そのほか、ストリートバスケットボールチームの試合も行われ、集まった多くのファンで会場は熱気に包まれた。
車いすバスケットボールは、選手が車いす椅子に乗って競技する以外は一般のバスケットボールとほぼ同じルールで行われる。片輪を浮かす「ティルティング」やピック&ロールによる華麗なプレーなど通常のバスケットボールとは違った見どころも多く、ファンも多い。腕の力だけでボールを軽々とゴールする選手たちに会場から歓声が上がっていた。